東京市場ザラバ~波乱のAPECの影響なく140円高~(2018年11月19日)

 

2018年11月19日

・昨日のダウはトランプ米大統領が今月末のG20首脳会議に合わせて開かれる米中首脳会談について「中国は貿易分野で合意を望んでいるが、まだ私には受け入れられない」と発言した一方で、中国側が歩み寄れば第4弾となる新たな制裁関税を「課す必要はないかもしれない」との見解を示したため一時$220近く上昇し、その後もプラス圏で堅調な展開となり$123高で引けました。
一方ナスはエヌビディアが18%超の大幅安して他の半導体株も売られたため終日軟調な展開が続き、引けにかけては値を戻して0.15%安となりました。

・本日の日経は先週金曜日終値21,680.34よりも1.31円安い21,679.03で寄り付き、直後から急伸して9時半前には172円安の21,852まで上昇しました。
しかし9時半から押し戻されて10時には21,718まで下落し、その後は21,740-820で方向感のない上下がひたすら続き、21,821.16(+140.82)で引けました。
また、パプアニューギニアで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は米中対立により11/18(日)に同会議として初めて首脳宣言で合意できないまま閉幕との報道が寄り前にありましたが、本日は影響はありませんでした。

 

 

日経先物
21,680で寄り付き、直後に21,650まで下げましたがすぐに反転して早いペースで上げ出して9:20に200円高の21,850まで上昇しました。
しかしすぐに押し戻されて10:00に21,710まで下落し、21,740-820での揉み合いとなりました。
後場になると動きが乏しくなり21,740-810での方向感のない上下が続き、現物引け後の15:05に21,840まで上昇し、21,840(+190)△0.88%で引けました。
現物は21,821.16(+140.82)△0.65%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値948.32よりも0.33ポイント高い948.65で寄り付き、949-961で上下した後10:20からジリ上げとなって12:50には979まで上昇しました。
その後は975-980での小動きがひたすら続いて976.90(+28.58)△3.01%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は113.20-40で上下していましたが、クラリダFRB副議長とカプラン米ダラス連銀総裁がテレビインタビューで世界経済の減速リスクについて言及したことで利上げ観測が後退して米10年債利回りが低下し、また時間外のダウ先物や欧州株が大幅下落していたため23:30には112.67まで下落しました。
その後は02:20に112.64まで下落する場面がありましたが112.80を挟んだ上下が続き、112.86でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は112.72で始まり112.84まで上昇しましたが、8:00から下げ出して8:30に112.60まで下落しました。
その後は112.70近辺での小動きがひたすら続き、14:30から小幅上げて112.81で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
終日上昇が続いて、直近高値(8/31、151.01)を超えて151.11で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値2,679.11よりも2.79ポイント高い2,681.90で寄り付き、終日堅調な動きとなり2,703.51(+24.40)△0.91%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

先週金曜日のNY株式市場
NY DOW    25,413.22(+123.95)
NASDAQ     7,247.87(-11.16)
・昨日のダウはトランプ米大統領が今月末のG20首脳会議に合わせて開かれる米中首脳会談について「中国は貿易分野で合意を望んでいるが、まだ私には受け入れられない」と発言した一方で、中国側が歩み寄れば第4弾となる新たな制裁関税を「課す必要はないかもしれない」との見解を示したため一時$220近く上昇し、その後もプラス圏で堅調な展開となり$123高で引けました。
一方ナスはエヌビディアが18%超の大幅安して他の半導体株も売られたため終日軟調な展開が続き、引けにかけては値を戻して0.15%安となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足