東京市場ザラバ~堅調に上昇して2日連続の年初来高値~(2018年10月1日)

 

2018年10月1日

・先週金曜日のNY株はイタリア政府が今後3年間にわたり財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を2.4%とする計画を公表し、欧州連合(EU)の財政規律やトリア経済・財務相が主張していた2%目標を超える水準となったことを嫌気してイタリア国債利回りが急上昇したため欧州株が大幅下落となり、朝方は軟調に始まりました。
その後米空軍から92億ドル(約1050億円)相当の次期練習機を受注したと発表したボーイングや原油先物価格の上昇で持ち直したものの、FOMCで2020年に利上げ打ち止めを示唆したしていたため、利ざや縮小懸念から金融セクターが売られて上値を抑え、ダウは$18高、ナスは0.05%高で引けました。

・本日の日経は先週金曜日終値24,120.04よりも53.33円高い24,173.37で寄り付き、前場はジリジリとした上昇が続いて前引け前に186円高の24,306まで上昇し、後場は24,180-280での狭いレンジの動きがひたすら続いて、24,245.76(+125.72)で引け、先週金曜日に続いて2日連続の年初来高値を更新しました。

 

 

日経先物
24,200で寄り付き9:05に24,130まで下げましたが、そこからは反転して9:20に24,250まで上昇しました。
その後24,190-240で揉み合った後10:10から再び上げ出して11:15には190円高の24,320まで上昇しました。
後場になると13:35に24,190まで下げましたが、そこからは24,230-280での小動きが続き、引け直前に上に飛んで24,310(+180)△0.75%で引けました。
現物は24,245.76(+125.72)△0.52%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,077.55よりも3.02ポイント高い1,080.57で寄り付き、直後から下げ出して9:30には1,071まで下落しました。
そこからは小幅安水準の1,073-77での小動きがひたすら続き、1,074.99(-2.56)▼0.24%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間帯ではイタリア株式相場の急落を受けてリスク・オフの円買い・ドル売りの流れとなり113.30-55で上下していました。
NYタイムになると米国株相場がプラス圏を回復したため円売りが強まり113.45-60での上下が続き、05:00から一段高となって113.69でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は113.71で始まり、8:30に113.84まで上昇した後は113.80近辺で揉み合いとなり、10:00から再び上げ出して10:30には113.96まで上昇しました。
その後は113.90近辺での小動きが続いて113.91で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
国慶節のため10/1(月)~10/5(金)まで休場

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    26,458.31(+18.38)
NASDAQ     8,046.35(+4.38)
・先週金曜日のNY株はイタリア政府が今後3年間にわたり財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を2.4%とする計画を公表し、欧州連合(EU)の財政規律やトリア経済・財務相が主張していた2%目標を超える水準となったことを嫌気してイタリア国債利回りが急上昇したため欧州株が大幅下落となり、朝方は軟調に始まりました。
その後米空軍から92億ドル(約1050億円)相当の次期練習機を受注したと発表したボーイングや原油先物価格の上昇で持ち直したものの、FOMCで2020年に利上げ打ち止めを示唆したしていたため、利ざや縮小懸念から金融セクターが売られて上値を抑え、ダウは$18高、ナスは0.05%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足