東京市場ザラバ~第3弾対中制裁関税発動発表の下落から切り返して325円の大幅高~(2018年9月18日)

 

2018年9月18日

・昨日のダウは先週金曜日9/15の午前1時に「トランプ米大統領は米中貿易協議にかかわらず、中国製品2000億ドルに追加関税課したい」との報道が伝わるとダウ・ナス共に急落して、それまで堅調に推移していましたがマイナス圏に沈みました。
更に9/16に追加制裁措置が表明されれば、中国は月内に予定される米国との貿易協議を拒否する方針との報道もあり、米中貿易戦争の激化懸念のなか先週金曜日終値近辺で推移していましたが、早朝4時にトランプ大統領が「マーケット終了後に対中貿易関税についてアナウンスする」との報道が伝わると下げ幅を広げて$92安で引けました。
またアップルやアマゾンなどの値がさハイテク株がリスク回避で売られたため1.43%の大幅下落となりました。

・本日の日経は7時半にトランプ大統領が2000億ドル相当の中国製品に対する制裁関税第3弾を24日に発動、また税率は当初10%でその後に25%まで引き上げると発表したため時間外のダウ先物やドル円が急落したため先週金曜日終値23,094.67よりも52.48円安い23,042.19で寄り付きました。
しかしすぐに上げ出すと前場はジリ上げがひたすら続いて248円高の23,342で前引けとなり、昼休み中に日経先物が上昇したため後場は更に高い23,411で寄り付きました。
その後は23,390-480での揉み合いが続くなか14時には387円高の23,481まで上昇し、23,420.54(+325.87)で引けました。
なお、渦中の上海株はプラス1.8%の大幅高でした。

 

 

日経先物
7:30にトランプ大統領が2000億ドル相当の中国製品に対する制裁関税第3弾を24日に発動、また税率は当初10%でその後に25%まで引き上げると発表したため時間外のダウ先物やドル円が急落したため先週金曜日ナイト終値23,070よりも150円安い22,920で寄り付きました。
9:00に22,880まで下げましたが、そこから反転するとジリ上げがひたすら続いて12:35には350円高の23,320まで大幅に上昇しました。
その後一旦押し戻されて13:20に23,230まで下げましたが、すぐに切り返してからは23,270-320での揉み合いとなり、23,280(+310)△1.35%で引けました。
現物は23,420.54(+325.87)△1.41%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,018.43よりも3.45ポイント安い1,014.98で寄り付き、9:20に1,009まで下げた後はジリ上げとなって12:35の1,030までひたすら上げ続けました。
その後は1,024-29での小動きが続き、1,026.49(+8.06)△0.79%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は東京時間は祝日だったため111.95-112.15での小動きが続き、欧州時間に入ると下げ出して16:50に111.85まで下落しましたが、そこから反転するとクロス円の上昇に引っ張られて21:10には112.10まで上昇しました。
その後NYタイムに入ると111.85-112.05で上下していましたが、04:00にトランプ大統領が「マーケット終了後に対中貿易関税についてアナウンスする」との考えを示したと伝わると急速に値を崩して04:20には111.76まで下落し、111.85でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると111.80-90で小動きでしたが、7:30にトランプ大統領が2000億ドル相当の中国製品に対する制裁関税第3弾を24日に発動、また税率は当初10%でその後に25%まで引き上げると発表したため111.69まで急落して9:00には111.66まで下落しました。
そこから反転するとジリ上げがひたすら続いて14:10には112.02まで上昇し、111.96で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,651.79よりも7.49ポイント安い2,644.30で寄り付き、前場半ばにプラス0.4%まで上昇した後は押し戻されて前日終値近辺で小動きが続きました。
しかし後場になると早いペースでの上昇が引けまで続いて、2,699.95(+48.16)△1.82%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  26,062.12(-92.55)
NASDAQ  7,895.79(-114.25)
・昨日のダウは先週金曜日9/15の午前1時に「トランプ米大統領は米中貿易協議にかかわらず、中国製品2000億ドルに追加関税課したい」との報道が伝わるとダウ・ナス共に急落して、それまで堅調に推移していましたがマイナス圏に沈みました。
更に9/16に追加制裁措置が表明されれば、中国は月内に予定される米国との貿易協議を拒否する方針との報道もあり、米中貿易戦争の激化懸念のなか先週金曜日終値近辺で推移していましたが、早朝4時にトランプ大統領が「マーケット終了後に対中貿易関税についてアナウンスする」との報道が伝わると下げ幅を広げて$92安で引けました。
またアップルやアマゾンなどの値がさハイテク株がリスク回避で売られたため1.43%の大幅下落となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足