東京市場ザラバ~日銀決定会合を控えて上値重く167円安~(2018年7月30日)

 

2018年7月28日

・先週金曜日のダウは朝方は4-6月期GDP速報値が前期比4.1%増だったことで米経済の堅調さを好感して小幅プラス圏で推移していましたが、「データ中心事業」の伸びが予想に届かなかったインテルや1株当たり利益が予想を下回ったエクソンモービルが売られ、またナスが崩れたことでマイナスに転してからは弱い展開が続いて$75安で引けました。
ナスは過去最高益を更新したアマゾンは堅調だったものの、前日のフェイスブックの急落に続いて4-6月期決算で平均月間アクティブユーザー数が予想を下回ったツイッターが急落してマイナス20.5%もの大幅下落となり、1.46%安の大幅下落で引けました。

・本日の日経は明日の日銀金融政策決定会合を控えて上値の重い展開でした。
先週金曜日終値22,712.75よりも99.45円安い22,613.30で寄り付き、22,631まで上げた後は下落基調となって9時半過ぎに194円安の22,518まで下落しました。
そこからはジリジリと戻して11時前には22,616まで上昇しましたが、昼休み中に日経先物が下げたため後場は22,556で寄り付きました。
その後は22,530-580での小動きがひたすら続いて、22,544.84(-167.91)で引けました。
また14:00に日銀が残存期間5年超10年以下を対象に一定の価格で無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」をオファーしましたが、大きな反応はありませんでした。

 

 

日経先物
22,570で寄り付き、9:05に22,610まで上げた後は反転して9:35には22,490まで下落しました。
そこからはジリジリと戻して10:55に22,590まで上昇しましたが、再び売られて12:00には22,500まで下落しました。
その後は22,500-550での小動きがひたすら続いて、22,520(-160)▼0.71%で引けました。
現物は22,544.84(-167.91)▼0.74%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,058.15よりも0.45ポイント安い1,057.70で寄り付き、直後から下げ出して9:35には1,045まで下落し、そこから前場いっぱいは1,046-49での小動きが続きました。
しかし後場に入ると再び下げ出して12:55には1,039まで下落し、14:00からは1,040近辺でのこう着となって1,038.69(-19.46)▼1.84%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円はトランプ大統領やクドローNEC委員長が4-6月期GDP速報値の強い結果を示唆していたため期待感から欧州時間序盤はドルが買われて16:00の110.94から21:20には111.24まで上昇しました。
しかし21:30に発表されたGDP速報値が予想通りの4.1%だったため材料出尽くし売りとなって22:40には110.90まで下落し、その後NY株が下げ幅を拡大したため02:00には110.79まで下落しました。
そこからは戻して111.00近辺での小動きが続き110.99でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は110.94で始まり、110.90-111.00での小動きが続きました。
10:00に111.09まで上昇した後はジリジリとした上げが続いて13:20に111.16まで上昇し、14:00に日銀の残存期間5年超10年以下を対象に指し値オペが発表されましたが、大きな反応はなく111.04で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
 終日ジリジリとした下げが続き、14:00に日銀の残存期間5年超10年以下を対象に指し値オペが発表されましたが大きな反応はなく150.44で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足

 

上海総合指数
先週金曜日終値2,873.59よりも1.64ポイント安い2,871.94で寄り付き、前場半ばにプラス0.8%まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて後場はジリ下げが続いてマイナス0.8%まで下落し、引けにかけて戻して2,869.05(-4.54)▼0.16%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,451.06(-76.01)
NASDAQ     7,737.42(-114.77)
・先週金曜日のダウは朝方は4-6月期GDP速報値が前期比4.1%増だったことで米経済の堅調さを好感して小幅プラス圏で推移していましたが、「データ中心事業」の伸びが予想に届かなかったインテルや1株当たり利益が予想を下回ったエクソンモービルが売られ、またナスが崩れたことでマイナスに転してからは弱い展開が続いて$75安で引けました。
ナスは過去最高益を更新したアマゾンは堅調だったものの、前日のフェイスブックの急落に続いて4-6月期決算で平均月間アクティブユーザー数が予想を下回ったツイッターが急落してマイナス20.5%もの大幅下落となり、1.46%安の大幅下落で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足