東京市場ザラバ~後場から材料なく大崩れで492円の大幅安~(2018年7月2日)

 

2018年7月2日

・先週金曜日のNY株は欧州連合(EU)加盟国が、移民・難民を自主的に受け入れることなどで合意にこぎ着けたため欧州株が上昇した流れを引き継いで堅調なスタートとなり、前日引け後に発表された3-5月期決算が増収増益だったナイキが10%超の上昇したことやFRBのストレステストに合格した大手金融株や原油高を背景にエネルギーセクターも買われたためダウは一時$293高まで上昇しました。
しかし7/6の対中貿易制裁の発動や週末を控えて引けにかけて急速に上げ幅を縮めてダウは$55高、ナスは0.09%高で引けました。

・本日の日経は先週金曜日終値22,304.51よりも70.71円安い22,233.80で寄り付き、22,220-280での上下が続いた後、10時すぎから一段高となってプラテンして8円高の22,312まで上昇しました。
そこからは小幅安の22,280近辺での小動きが続いていましたが、昼休み中に日経先物が急落したため後場は22,219で寄り付きました。
寄り後から材料なく早いペースでの下げとなり13時過ぎには296円安の22,008まで急落し、一旦下げ止まったものの13時半から再び早いペースで下げ出して14時過ぎに22,000円を割り込んでからも下げ続けて引け前には520円の21,784まで下落し、21,811.93(-492.58)で引けました。

 

 

日経先物
22,200で寄り付き、小幅上げて22,210-250で揉み合った後10:15に一段高となって22,300まで上昇しました。
そこからは22,270近辺での小動きが続いていましたが、11:40からジリジリと下げ出して後場に入った12:35から材料なく下げ足を急速に速めて13:15には22,000を割り込んで220円安の21,990まで急落しました。
その後22,000近辺で揉み合った後13:35から再び下げ出して14:55には460円安の21,750まで下げ続け、21,740(-470)▼2.12%で引けました。
現物は21,811.93(-492.58)▼2.21%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,090.30よりも3.63ポイント高い1,093.93で寄り付き、直後から下げ出して10:05には1,081まで下落しました。
そこからは1,084近辺でこう着していましたが、後場になると日経が急速に崩れたためマザーズ指数も下げ出し、下落が引けまで続いて本日安値の1,055.96(-34.34)▼3.15%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は19:20に「トランプ米大統領がWTO脱退を模索」との報道が伝わると110.67から110.48まで下落しましたが、その後はNY株が堅調に推移していたため上昇基調が続いて04:00には111円に迫る110.93まで上昇しました。
しかしダウが引けにかけて急速に上げ幅を縮めたため05:20には110.60まで押し戻されて110.70でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は110.64で始まり、ジリジリとした上げが続いた後、本邦実需勢から月初や期初に絡んだと見られる買いが持ち込れて10:10に110.84から111.05まで急伸しました。
そこからは111.00近辺で揉み合っていましたが、後場に入って日経が急速に崩れたためドル円も下げ出して14:30には110.66まで下落し、110.69で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
終日上昇基調が続きました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値2,847.42よりも5.84ポイント安い2,841.58で寄り付き、前場はジリジリとした下げが続き、後場になると下げ足を速めてマイナス3.1%まで下落し、2,775.56(-71.86)▼2.52%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,271.41(+55.36)
NASDAQ     7,510.30(+6.62)
・先週金曜日のNY株は欧州連合(EU)加盟国が、移民・難民を自主的に受け入れることなどで合意にこぎ着けたため欧州株が上昇した流れを引き継いで堅調なスタートとなり、前日引け後に発表された3-5月期決算が増収増益だったナイキが10%超の上昇したことやFRBのストレステストに合格した大手金融株や原油高を背景にエネルギーセクターも買われたためダウは一時$293高まで上昇しました。
しかし7/6の対中貿易制裁の発動や週末を控えて引けにかけて急速に上げ幅を縮めてダウは$55高、ナスは0.09%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足