昨日のNY市場(2018年6月14日)

NY DOW    25,201.20(-119.53)
NASDAQ     7,695.70(-8.09)
CME(円建)  22,780
日経先物(夜間) 22,790

・昨日のダウはFOMCまでは様子見が続き、発表された内容がFF金利の誘導目標は予想通り1.50-1.75%の範囲から1.75-2.00%の範囲に引き上げでしたが、2018年の利上げ回数を前回の3回から4回に増えたため米長期金利が上昇し、金利上昇への警戒から発表直後は売られました。
そこから前日終値近辺まで戻しましたが、4時に「米政府は早ければ15日にも中国製品への関税を準備」との報道で米中貿易摩擦拡大への不安から売られて$119安で引けました。
ナスはFOMC前までは取引時間中の最高値を更新していましたが、4時からダウと共に崩れて0.11%安となりました。

・昨日のドル円は欧州時間はFOMC前の調整からドル売りとなって16:00の110.58から00:40には110.33まで下落し、03:00のFOMC声明の時は110.40でした。
政策金利のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は予想通り1.50-1.75%の範囲から1.75-2.00%の範囲に引き上げ、経済・金利見通しで2018年の利上げ回数を前回の3回から4回に増えたためドル買いとなって110.40から110.84まで急伸しました。
しかしすぐに押し戻されて110.50近辺で揉み合いが続いていましたが、04:00にWSJの「米政府は早ければ15日にも中国製品への関税を準備」との報道が伝わると一段安となって04:50には110.28まで下落し、110.35でNYクローズとなりました。