先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年9月4日)

NY DOW    21,987.56(+39.46)
NASDAQ     6,435.33(+6.67)
CME(円建)  19,690
日経先物(夜間) 19,710

・先週金曜日のNY株は雇用統計で非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が全て予想を下回る結果となり、「年内あと1回」の利上げ観測が後退したことで安心感から買われてダウは$39高、ナスは0.10%高で引けました。
・ドル円は雇用統計発表直後は非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が全て予想を下回る結果となったため110.05から109.56まで49pips急落しました。
しかしすぐに反転して21:55には110.10まで上昇して発表直後の下落分を打ち消し、更に23:00の8月ISM製造業景況指数が予想を上回る好結果だったことで110.47まで急伸しました。
その後は110.00-30で上下して110.25でNYクローズとなりました。

 北朝鮮北東部で9/3(日)12時半に大きい揺れが観測され、6回目の核実験を実施した可能性があり、北朝鮮の国営テレビは同日15時半に「水爆実験を成功させた」と発表したことで、ドル円はNYクローズ110.25よりも62pips下窓を明けた109.63で始まり、日経CFDも19,436まで下落しました。

 

★雇用統計後の動きは、米雇用統計発表後のNY市場の動き(2017年9月2日)の記事に詳しく書いています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

外資系5社経由の注文動向 売り760万株、買い570万株 差引き190万株の売り越し。
金額ベース(5社)は23億円の買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券は売り買い均衡。
売り:鉄鋼、その他製品、銀行、陸運、REITなど
買い:薬品、電機、精密、サービス、通信など
売り買い交錯:機械など
との観測。