東京市場ザラバ~北朝鮮水爆実験でGDで寄り付き、大引け後に再度急落~(2017年9月4日)

 

2017年9月4日

・先週金曜日のNY株は雇用統計で非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が全て予想を下回る結果となり、「年内あと1回」の利上げ観測が後退したことで安心感から買われてダウは$39高、ナスは0.10%高で引けました。

 また北朝鮮北東部で9/3(日)12時半に大きい揺れが観測され、6回目の核実験を実施した可能性があり、北朝鮮の国営テレビは同日15時半に「水爆実験を成功させた」と発表したことで、ドル円はNYクローズ110.25よりも62pips下窓を明けた109.63で始まり、日経CFDも19,436まで下落しました。

・本日の日経は先週金曜日終値19,691.47よりも75.51円安い19,615.96で寄り付き、ジリ下げが続いて10時半には19,500を割り込んで19,479まで下落しました。
その後は下値が堅くなったものの上値も重くなり後場は19,500を挟んだ小動きがひたすら続き、19,508.25(-183.22)で引けました。
 しかし大引け直後に、「韓国が北朝鮮のミサイル発射準備を確認」との報道で日経先物とドル円が急落し、先物は15時の19,540から15:10に19,450まで急落して19,470(-220)で引けました。

 

 

日経先物
19,600で寄り付き、9:10に19,570まで下げましたが、すぐに戻して9:30には19,610まで上昇しました。
しかし9:50から再び下げ出して10:20には19,480まで下落し、そこからは19,480-530での揉み合いとなりました。
その後は19,500近辺での小動きがひたすら続き現物の大引けを19,510で迎えましたが、15:03に「韓国が北朝鮮のミサイル発射準備を確認」との報道で19,450まで急落し、19,470(-220)▼1.12%で引けました。
現物は19,508.25(-183.22)▼0.93%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,107.82よりも7.58ポイント安い1,100.24で寄り付き、直後から下げ出して10:25には1,073まで下落しました。
そこからはリバって1,082まで上昇し、1,081近辺でのこう着となりました。
後場になると1,076近辺でのこう着が続き、1,075.46(-32.36)▼2.92%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・ドル円は雇用統計発表直後は非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が全て予想を下回る結果となったため110.05から109.56まで49pips急落しました。
しかしすぐに反転して21:55には110.10まで上昇して発表直後の下落分を打ち消し、更に23:00の8月ISM製造業景況指数が予想を上回る好結果だったことで110.47まで急伸しました。
その後は110.00-30で上下して110.25でNYクローズとなりました。
・9/3(日)に北朝鮮が水爆実験を行い地政学リスクの高まりから円が早朝から買われ、東京時間7時は109.63で始まり、直後に109.56まで下落しました。
そこからはリバって109.75-90での小動きが続き、10:35に109.68まで下げる場面がありましたが、再びリバって109.80近辺での小動きとなりました。
その後は109.80近辺での小動きがひたすら続いて109.78で15時となりましたが、15:03に「韓国が北朝鮮のミサイル発射準備を確認」との報道で109.78から109.46まで32pips急落しました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,367.12よりも2.60ポイント高い3,369.72で寄り付き、小幅高水準での小動きがひたすら続いて、3,379.58(+12.46)△0.37%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

先週金曜日のNY株式市場
NY DOW    21,987.56(+39.46)
NASDAQ     6,435.33(+6.67)
・雇用統計で非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が全て予想を下回る結果となり、「年内あと1回」の利上げ観測が後退したことで安心感から買われてダウは$39高、ナスは0.10%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足