先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年6月26日)

NY DOW    21,394.76(-2.53)
NASDAQ     6,236.69(+2.73)
CME(円建)  20,095
日経先物(夜間) 20,090

・先週金曜日のNY株はFRBの年内利上げは見送られるとの見方から10年債利回りが下落して金融セクターが売られましたが、6/22に公表された大手銀行持ち株会社へのストレステストで全34社が深刻な景気後退に陥った状況でも自己資本比率の基準を満たす結果だったため持ち直し、また原油価格が下げ止まりの動きだったためエネルギーセクターも買われ、ダウは朝方はマイナスでしたが、プラテンしてからは小幅高水準での小動きが続き、引け前に売られて$2.53安で引けました。
またナスは終日プラス圏を維持して0.04%高となりました。
・先週金曜日のドル円は欧州・NYタイムでは方向感のない111.15-35での小動きがひたすら続き、ブラード米セントルイス連銀総裁の「インフレとインフレ期待、下向きのサプライズ」「バランスシート縮小は利上げしない会合で行う可能性」「バランスシート縮小は9月開始の可能性」などの発言にも反応は薄く、111.25でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り600万株、買い420万株 差引き180万株の売り越し。
金額ベース(5社)は27億円の売り越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券は売り買い均衡。
売り:化学、薬品、自動車、小売など
買い:機械、商社、サービス、通信、REITなど
売り買い交錯:電機、その他製品、不動産など
との観測。