東京市場ザラバ～無風だった日銀決定会合～（2017年6月16日）

2017年6月16日

・昨日のNY株は朝方はハイテクセクターが売られて軟調に始まりましたが、徐々に戻して下げ幅を縮め、ダウは$14安、ナスは0.47%安で引けました。

・本日の日経は前日終値19,831.82よりも99.33円高い19,931.15で寄り付き、前場は日銀金融政策決定会合の発表待ちで19,900-970での上下が続きました。
昼休み中の11：54に現状維持の発表があり、日経先物は発表直後は反応しませんでしたが、後場開始前に上昇したため、後場は20,000目前の19,994で寄り付き瞬間20,015を付けました。
しかしその後は20,000を超えることなく手前の19,970-990での小動きが続き、14時半からは一段安となって19,893まで下落し、引けにかけては戻して19,943.26（+111.44）で引けました。

日銀金融政策決定会合の結果
11:54　現状維持

日経先物
19,870で寄り付き、直後から上げて9：00に19,930まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて9：55には19,870まで下落しました。
その後19,890近辺で小動きの後10：50に19,940まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて19,900近辺での小動きとなりました。
11：54に日銀決定会合の現状維持の結果が発表されましたが、ほとんど反応はなく、時間をおいた12：15から上げ出して12：25には19,980まで上昇しました。
その後19,930-960でもみ合いが続いていましたが、14：30から下げ出して14：45には19,850まで下落し、引けにかけて急速に戻して19,940（+130）△0.66％で引けました。
現物は19,943.26（+111.44）△0.56％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

マザーズ
前日終値1,139.65よりも3.62ポイント高い1,143.27で寄り付き、直後から上げて9：15に1,151まで上昇し、その後はひたすら1,150近辺での小動きが続き、1,147.96（+8.31）△0.73％で引けました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間序盤は109.50-80で上下していましたが、20：00のBOEで予想通り据え置きだったものの議事要旨で利上げを主張した委員が前回の1人から3人に増えたことでポンド円が急騰したことをきっかけに買い戻しや値ごろ感からの買いが継続的に入り、また6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数など発表された指標が予想を上回ったことでジリ上げとなり20：00の109.67から02：50の110.98まで131pipsを上げ続けました。
その後は110.80-95での小動きとなって110.91でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると110.90近辺で小動きの後9：00から上げ出して9：10には111.14まで上昇しました。
そこからは小幅押し戻されて111.00-10で揉み合った後10：50から再び上げ出して11：10に111.22まで上昇し、111.10近辺での小動きとなりました。
11：54に日銀金融政策決定会合の結果が発表されると110.99-111.26で小幅に振った後はしばらく111.20近辺でこう着となり、14：30から一段下げて14：45には111.04まで下落し、111.15で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　