昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年5月10日)

NY DOW    20,975.78(-36.50)
NASDAQ     6,120.59(+17.93)
CME(円建)  19,955
日経先物(夜間) 19,920

・昨日のダウはOPEC加盟・非加盟国による協調減産への期待が薄いとの見方で原油価格が下落したためシェブロンなどの石油セクターが売られたことで前日終値を挟んだ上値の重い展開が続いていました。
しかし引け前の04:35に「北朝鮮は6回目の核実験実施へ」との報道で一段安となり、引けにかけては戻して$36安となりました。
ナスダックはアップル株がウォーレン・バフェット氏による買い増しやiPhone10周年モデルへの期待で上昇したことが指数を牽引して終日プラス圏での堅調な展開となって0.29%高で引け、連日の史上最高値を更新しました。
・昨日のドル円は欧州時間から上昇が続き、16:00の113.47から02:10の114.32まで上げ続けて114.20近辺で揉み合いとなっていました。
しかし04:35に「北朝鮮は6回目の核実験実施へ」との報道が伝わると114.23から113.77まで急落し、113.80-114.00での揉み合いとなって113.97でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り1,240万株、買い900万株 差引き340万株の売り越し。
金額ベース(5社)は18億円の売り越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券は売り買い均衡。
売り:薬品、精密、自動車、不動産、通信など
買い:輸送用機器、商社、サービス、電力、ガスなど
売り買い交錯:食品、機械、電機、小売、銀行など
との観測。