東京市場ザラバ~トランプ大統領ドル高牽制で日経125円安~(2017年4月13日)

 

2017年4月13日

・昨日のNY株は米企業決算を控えて様子見ムードのなか、シリア・北朝鮮情勢への懸念から売りに押されて終日マイナス圏での動きが続き、ダウは$59安、ナスは0.52%安となりました。
またトランプ米大統領が「低金利政策が好ましい」「ドルは強過ぎる」などの見解を示しましたが、株式市場は大きな反応はしませんでした。
 ドル円は04:10にウォール・ストリート・ジャーナルの報道でトランプ米大統領が「低金利政策が好ましい」「ドルは強過ぎる」などの見解を述べたことが伝わると109.70から109.19まで急落し、その後もドル売りの流れが続いて108.98ででNYクローズとなりました。
また米財務省は15日に議会へ提出期限の為替報告書で、中国を操作国に認定しない方針を認めました。

・本日の日経は前日終値18,552.61よりも160.89円安い18,391.72で寄り付き、前場は18,300-410での上下となり、後場になると18,350近辺でのこう着が続いていましたが、14時半前から材料なく動意付いて18,455まで上昇して下げ幅を縮め、18,426.84(-125.77)で引けました。

 

 

日経先物
18,410で寄り付き、直後から下げとなって10:00には18,300まで下落しました。
10:35に18,380までリバった後は18,320-370での小動きが続き、14:15から急速に上げ出して14:40には18,460まで上昇し、引けにかけては急速に押し戻されて18,400(-130)▼0.70%で引けました。
現物は18,426.84(-125.77)▼0.68%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値978.76よりも11.63ポイント安い967.13で寄り付き、日経とは反対に直後から上げ出して9:20にプラテンして983まで上昇しました。
そこからは小幅押し戻されて小幅安水準の968-977での小動きが前場は続きました。
後場になるとプラテンして13:20からジリ上げとなって14:40には996まで上昇し、992.50(+13.74)△1.40%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は109.50-75での上下が続き、02:30から一段上げて109.86まで上昇する場面がありましたがすぐに押し戻されて109.80近辺での小動きとなりました。
しかし04:10にウォール・ストリート・ジャーナルの報道でトランプ米大統領が「低金利政策が好ましい」「ドルは強過ぎる」などの見解を述べたことが伝わると109.70から109.19まで急落し、その後もドル売りの流れが続いて108.98ででNYクローズとなりました。
また米財務省は15日に議会へ提出期限の為替報告書で、中国を操作国に認定しない方針を認めました。
・東京時間に入るとジリジリと上げて8:00には109.10まで上昇しましたが、そこからは逆にジリ下げが続いて10:50には108.72まで下落しました。
その後は108.80近辺での小動きが続き、14:15から一段高となって14:40には109.10まで上昇し、109.01で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
前場から上昇が続いて14:15には151.14まで上昇し、その後は日経が急伸したため債権は急落して150.93で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,273.83よりも8.61ポイント安い3,265.22で寄り付き、終日前日終値近辺での小動きが続いて、3,275.96(+2.13)△0.07%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  20,591.86(-59.44)
NASDAQ  5,836.16(-30.61)
・昨日のNY株は米企業決算を控えて様子見ムードのなか、シリア・北朝鮮情勢への懸念から売りに押されて終日マイナス圏での動きが続き、ダウは$59安、ナスは0.52%安となりました。
またトランプ米大統領が「低金利政策が好ましい」「ドルは強過ぎる」などの見解を示しましたが、株式市場は大きな反応はしませんでした。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足