東京市場ザラバ~日米首脳会談は波乱なく通過~(2017年2月13日)

 

2017年2月13日

・先週金曜日のNY株はトランプ政権の大幅減税政策への期待でダウ・ナス共に朝方からプラス圏で堅調に推移し、またFRBで金融規制を担当してきたハト派のタルーロ理事が今春に退任することが伝わると金融規制緩和への期待も膨らみ金融セクターが買われたことで一段高となり、ダウ・ナス共に過去最高値を更新しました。
 また週末に米国で行われた日米首脳会談は友好ムードを高めて、先週日本サイドが懸念していた為替や自動車問題での衝突もありませんでした。

・本日の日経はダウ・ナスが過去最高値を更新したことや週末の日米首脳会談が波乱なく友好ムードで通過したことを好感して先週金曜日終値19,378.93よりも134.85円高い19,513.78で寄り付きました。
寄った後は売り物に押されて10時に19,418まで下落しましたが、そこからは戻して19,500を挟んだ小幅な動きが続いて、19,459.15(+80.22)で引けました。

 

 

日経先物
19,480で寄り付き、8:55に19,520まで上昇しましたがそこからは押し戻されて10:00には19,420まで下落しました。
その後は戻して19,450-500での小動きがひたすら続いていましたが、15:00から一段下げて19,400まで下落し、19,440(+60)△0.31%で引けました。
現物は19,459.15(+80.22)△0.41%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,004.03とほぼ変わらない1,004.59で寄り付き、直後にマイテンして9:20には998まで下落しました。
そこからは1,000-03のマイナス圏で上下していましたが、10:05に再びプラテンして1,010近辺での小動きとなりました。
その後14:00から一段高となって14:25には1,013まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて1,009.09(+5.06)△0.50%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は17:00に113.85まで上げた後は日米首脳間団を目前に控えてたことから押し戻されて113.40-70で上下していました。
01:20に113.49から113.03まで急落してからは荒い動きとなり、03:30に日米首脳会談後の共同記者会見でトランプ米大統領が「通貨の切り下げについて、私は長い間不満を述べてきた」「通貨と貿易は公平でなければならない」と発言が伝わると112.84まで急落しましたが、その発言が中国に対する質問への回答だったことで急速に戻して04:10には113.55まで上昇しました。
その後は再び押し戻されて113.21でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は週末の日米首脳会談を好感して34pips上窓を明けた113.55で始まり、すぐに上昇基調となって9:10の114.17まで上げ続けました。
そこからは押し戻されて113.90近辺でのこう着が続いていましたが、14:50から一段下げて113.70で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,196.70よりも2.29ポイント高い3,198.99で寄り付き、プラス0.5%近辺での小動きが終日続いて、3,216.84(+20.14)△0.63%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  20,269.37(+96.97)
NASDAQ  5,734.13(+18.95)
・先週金曜日のNY株はトランプ政権の大幅減税政策への期待でダウ・ナス共に朝方からプラス圏で堅調に推移し、またFRBで金融規制を担当してきたハト派のタルーロ理事が今春に退任することが伝わると金融規制緩和への期待も膨らみ金融セクターが買われたことで一段高となり、ダウ・ナス共に過去最高値を更新しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足