先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年2月13日)

NY DOW    20,269.37(+96.97)
NASDAQ     5,734.13(+18.95)
CME(円建)  19,340
日経先物(夜間) 19,350

・先週金曜日のNY株はトランプ政権の大幅減税政策への期待でダウ・ナス共に朝方からプラス圏で堅調に推移し、またFRBで金融規制を担当してきたハト派のタルーロ理事が今春に退任することが伝わると金融規制緩和への期待も膨らみ金融セクターが買われたことで一段高となり、ダウ・ナス共に過去最高値を更新しました。
・先週金曜日のドル円は17:00に113.85まで上げた後は日米首脳間団を目前に控えてたことから押し戻されて113.40-70で上下していました。
01:20に113.49から113.03まで急落してからは荒い動きとなり、03:30に日米首脳会談後の共同記者会見でトランプ米大統領が「通貨の切り下げについて、私は長い間不満を述べてきた」「通貨と貿易は公平でなければならない」と発言が伝わると112.84まで急落しましたが、その発言が中国に対する質問への回答だったことで急速に戻して04:10には113.55まで上昇しました。
その後は再び押し戻されて113.21でNYクローズとなりました。

★タルーロ理事の略歴等はFOMCメンバー内の常任メンバーの記事に詳しく書いています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

外資系5社経由の注文動向 売り1,150万株、買い1,210万株 差引き60万株の買い越し。
金額ベース(5社)は、売り(130億円)、買い(183億円)で買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:化学、非鉄、サービス、通信など
買い:建設、食品、薬品、機械、自動車、小売、その他金融、証券、REITなど
売り買い交錯:電機、銀行など
との観測。