昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年1月12日)

NY DOW    19,954.28(+98.75)
NASDAQ     5,563.65(+11.83)
CME(円建)  19,340
日経先物(夜間) 19,330

・昨日のダウは朝方はトランプ次期米大統領記者会見への期待から上昇しましたが、会見で大統領選挙中と同様のメキシコ国境への壁建設など過激な発言や、期待されていたインフラ投資や減税への言及がなかったため急速に下落してマイテンしました。
しかし原油価格の上昇でエネルギーセクターが買われたことで再び上昇してからは堅調な展開となり$98高で引けました。
・昨日のドル円は17:30に115.81まで下げた後は上げ出して19:40には116.44まで上昇し、116.10-40で上下していました。
トランプ次期米大統領の記者会見を目前にした23:50からドル買いが強まって00:10には116.85まで上昇して116.60-85で揉み合っていました。
しかし会見中に具体的な経済対策への言及がなかったため失望売りで01:20に116.86から01:50には115.69まで急落し、115.70-116.50で大きく上下に振る動きが続き、02:30から再び下げ出すとストップロスを巻き込んで03:10には114.22まで急落しました。
その後は急速な戻りとなって05:10には115.62まで上昇し、115.40でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り840万株、買い1,050万株 差引き210万株の買い越し。
金額ベース(5社)は、売り(135億円)、買い(125億円)で売り越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り買い均衡。
売り:電機、商社、保険、不動産など
買い:食品、機械、自動車、その他製品、サービスなど
売り買い交錯:化学、薬品など
との観測。