昨日のNY市場と外資系注文動向(2016年7月1日)

NY DOW    17,929.99(+235.31)
NASDAQ     4,842.67(+63.43)
CME(円建)  15,740
日経先物(夜間) 15,740

・昨日のNY株は英国EU離脱ショック下げの戻り相場で3日続伸となり、前場は上昇が続き、後場は高値圏での堅調な動きでダウは$235もの大幅上昇となりました。
・昨日のドル円は欧州時間は102.45-95で上下していましたが、NYタイムに入ると大きな動きが重なりました。
23:55にロンドン・フィキシングに向けて月末絡みの売りで102.86から102.57まで29pips急落し、00:00には英・カーニーBOE総裁の「BOEは恐らく夏にかけて政策を緩和しなければならない」との発言でポンドが急落したことでドル円も下げとなって102.35まで急落しました。
そこからは102.60まですぐに戻してジリジリと上昇し、00:55には102.79まで上昇しました。
しかし00:55にECB関係者の話として「ECBは債券購入のルール緩和を検討」との報道でユーロが急落したことでドル買いの流れとなり01:50の103.24まで急ピッチで上昇し、その後も高値圏での動きが続いて03:15には103.29まで上昇し、103.24でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り1,510万株、買い1,130万株 差引き380万株の売り越し。
金額ベース(5社)は、売り(162億円)、買い(171億円)で買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券も売り越し。
売り:自動車、不動産、サービスなど
買い:食品、その他製品、保険、通信など
売り買い交錯:電機、精密、銀行など
との観測。