米雇用統計発表後のNY市場の動き(2022年8月6日)

2022年8月6日

 7月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の25.0万人増を大幅に上回る52.8万人増、失業率も予想の3.6%から改善した3.5%、平均時給も前月比・前年同月比共に予想を上回る良好な結果でした。

・昨日のダウは7月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り、失業率も予想より改善した結果だったことで景気後退懸念が和らぎ、プラスマイナスを行き来しながらも$76高で引け、一方ナスは米長期金利の上昇を受けて売られて0.50%安で引けました。

・日経ナイトは雇用統計発表直後に28,070から27,990まで下落しましたが、そ個からは反転して上昇基調となり23:20には28,210まで上昇しました。
その後再び押し戻されて00:45に28,050まで下落し、28,080-150での上下が続いて28,110(-60)▼0.21%で引けました。

・ドル円は7月雇用統計が良好な結果だったことでFRBが積極的な金融引き締めを維持するとの見方が強まって強いドル買いとなり21:30の133.20から134.50まで急伸し、そこから更にドルが買われて00:20には135.49まで大幅に上昇しまし、その後は小幅押し戻されて135.00近辺での小動きが続いて134.99でNYクローズとなりました。

・米国10年債権利回りは7月雇用統計が良好な結果だったことで債券が売られて利回りは上昇し、21:30の2.701%から00:45には2.867%まで上昇し、2.827%でNYクローズとなりました。

結果
21:30 7月非農業部門雇用者数 予想:+25.0万人 結果:+52.8万人 (前回:+37.2万人 修正値:+39.8万人)
21:30 7月失業率 予想:3.6% 結果:3.5% (前回:3.6%)
21:30 7月平均時給 (前月比) 予想:+0.3% 結果:+0.5% (前回:+0.3% 修正値:+0.4%)
21:30 7月平均時給 (前年同月比) 予想:+4.9% 結果:+5.2% (前回:+5.1% 修正値:+5.2%)

 

 

 

先週金曜日のNY株式市場
NY DOW   32,803.47(+76.65)
NASDAQ   12,657.56(-63.03)
・昨日のダウは7月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り、失業率も予想より改善した結果だったことで景気後退懸念が和らぎ、プラスマイナスを行き来しながらも$76高で引け、一方ナスは米長期金利の上昇を受けて売られて0.50%安で引けました。

左:DOW-1分足 右:NASDAQ-1分足
 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

 

日経先物(夜間)
・日経ナイトは28,130で寄り付き、直後から下げて18:10に28,030まで下落して、21:30の雇用統計の時は28,070でした。
発表直後に28,070から27,990まで下落しましたが、そ個からは反転して上昇基調となり23:20には28,210まで上昇しました。
その後再び押し戻されて00:45に28,050まで下落し、28,080-150での上下が続いて28,110(-60)▼0.21%で引けました。
CME日経225先物は28,135でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は132.80-133.40で上下し、21:30の雇用統計の時は133.20でした。
7月雇用統計が良好な結果だったことでFRBが積極的な金融引き締めを維持するとの見方が強まって強いドル買いとなり133.20から134.50まで急伸し、そこから更にドルが買われて00:20には135.49まで大幅に上昇しました。その後は小幅押し戻されて135.00近辺での小動きが続いて134.99でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
・7月雇用統計が良好な結果だったことで債券が売られて利回りは上昇し、21:30の2.701%から00:45には2.867%まで上昇し、2.827%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足