東京市場ザラバ~日銀決定会合は現状維持ながらも122円高~(2022年7月21日)

 

2022年7月21日

・昨日のダウは6月中古住宅販売件数が2年ぶりの最低水準だったことで売られた後、旅行関連株への買いでプラス圏に浮上しましたが、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否して政権崩壊リスクの高まりから再び売られ、その後ハイテク株が堅調に推移していたことで再度買われて$47高で引けました。
またナスはネットフリックスが前日に発表した決算が好感されてハイテク株買いの流れとなり、終日堅調に推移して1.58%高で引けました。

・本日の日経は前日終値27,680.26よりも52.38円安い27,627.88で寄り付き、前場は小幅安水準の27,549-667での上下がひたすら続きました。
昼休み中の12:04に日銀金融政策決定会合の現状維持の発表があり、後場は小幅高の27,722で寄り付きました。
その後は27,700-775での揉み合いが続き、引けにかけて一段上げて27,803.00(+122.74)△0.44%で引けました。

日銀金融政策決定会合の結果
12:04 現状維持

 

 

日経先物
・27,560で寄り付き、9:05に27,660まで上昇した後は27,570-650での上下が続き、12:04の日銀決定会合の結果発表の時は27,620でした。
発表後から上げ出して12:20に27,740まで上昇し、そこからは27,690-730での揉み合いが続き、引けにかけて一段高となり15:05に27,810まで上昇し、27,780(+100)△0.36%で引けました。
現物は27,803.00(+122.74)△0.44%でした。

東証プライム売買代金:25,079億円、東証プライム売買高:9.70億株
東証プライム騰落数 値上がり1,312銘柄、値下がり441銘柄、変わらず85銘柄

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
・前日終値695.27よりも3.52ポイント高い698.79で寄り付き、直後から上げ出して9:30には716まで上昇しました。
そこからは711-716での小動きがひたすら続き、714.91(+19.40)△2.79%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・日銀金融政策決定会合や26-27日のFOMCを控えて欧州・NYタイムは137.95-138.30のレンジ内の上下がひたすら続いて、138.27でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:00から上げ出して9:40に138.55まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて10:50には138.20まで下落し、12:04の日銀金融政策決定会合の時は138.31でした。
発表直後に発表直後に137.97-138.51で54pips上下し、しばらく138.30近辺で揉み合い、13:05から一段下げて138.05-25での揉み合いが続き、138.22で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・12:04に発表された金融政策決定会合で金融政策は現行のまま据え置き、また「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では2022年度の物価見通しを2.3%として4月時点の1.9%から上方修正したものの、23年度や24年度には再び2%を下回るとの見通しだったため、大規模緩和の修正は遠のいたとの見方から債券が買われて13:00には149.37まで上昇しました。
しかしその後は売られて149.31で15時となりました。

左:日本国債先物-15分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
・前日終値3,304.72よりも7.06ポイント安い3,297.66で寄り付き、終日小幅安水準での推移がひたすら続き、3,272.00(-32.72)▼0.99%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW   31,874.84(+47.79)
NASDAQ   11,897.65(+184.50)
・昨日のダウは6月中古住宅販売件数が2年ぶりの最低水準だったことで売られた後、旅行関連株への買いでプラス圏に浮上しましたが、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否して政権崩壊リスクの高まりから再び売られ、その後ハイテク株が堅調に推移していたことで再度買われて$47高で引けました。
またナスはネットフリックスが前日に発表した決算が好感されてハイテク株買いの流れとなり、終日堅調に推移して1.58%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足