米雇用統計発表後のNY市場の動き(2021年4月3日)

2021年4月3日

 3月雇用統計は非農業雇用者数が予想の64.7万人を大幅に上回る91.6万人、失業率は予想通りの6.0%でした。
グッドフライデーでNY株式市場は休場、債券市場は短縮取引だったため、雇用統計結果の反応は月曜日以降に持ち越されることになりました。

・NY株はグッドフライデーのため休場でした。

・日経ナイトは雇用統計発表直後に29,980から30,080まで急伸し、21:45には30,100まで上昇しましたが、そこからはジリジリと押し戻されて00:30には29,960まで下落しました。
その後はNY株式市場が休場だったため動きが乏しくなり、29,980で引けました。

・ドル円は欧州時間に入ると雇用統計を目前にポジション調整の円買いが入って17:00の110.54から17:50には110.37まで下落し、雇用統計発表直後に110.46-67で振った後、米長期金利の上昇に伴ってドルが買われて22:10には110.74まで上昇しました。
NYタイムに入るとグッドフライデーで株式市場が休場、債券市場が短縮取引だったため値動きが乏しくなり110.60-70での小動きが続いて110.64でNYクローズとなりました。

・米国10年債権利回りは3月雇用統計が良好な結果を受けて債券が売られて利回りは上昇し、21:30の1.696%から00:40には1.727%まで上昇し、グッドフライデーで短縮取引だったため1.714%でNYクローズとなりました。

結果
22:30 3月非農業部門雇用者数 予想:+64.7万人 結果:+91.6万人 (前回:+37.9万人 修正値:+46.8万人)
22:30 3月失業率 予想:6.0% 結果:6.0% (前回:6.2%)
22:30 3月平均時給 (前月比) 予想:+0.1% 結果:-0.1% (前回:+0.2% 修正値:+0.3%)
22:30 3月平均時給 (前年同月比) 予想:+4.5% 結果:+4.2% (前回:+5.3% 修正値:+5.2%)

 

 

 

先週金曜日のNY株式市場
グッドフライデーのため休場でした。

 

 

日経先物(夜間)
・ナイトは29,940で寄り付き、29,910-30,010で上下し、21:30の雇用統計の時は29,980でした。
発表直後に29,980から30,080まで急伸し、21:45には30,100まで上昇しましたが、そこからはジリジリと押し戻されて00:30には29,960まで下落しました。
その後はNY株式市場が休場だったため動きが乏しくなり、29,980で引けました。
CME日経225先物はグッドフライデーのため休場でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日
 

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間に入ると雇用統計を目前にポジション調整の円買いが入って17:00の110.54から17:50には110.37まで下落し、そこからは110.45-55で揉み合いとなり、21:30の雇用統計の時は110.51でした。
発表直後に110.46-67で振った後、米長期金利の上昇に伴ってドルが買われて22:10には110.74まで上昇しました。
NYタイムに入るとグッドフライデーで株式市場が休場、債券市場が短縮取引だったため値動きが乏しくなり110.60-70での小動きが続いて110.64でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
・3月雇用統計が良好な結果を受けて債券が売られて利回りは上昇し、21:30の1.696%から00:40には1.727%まで上昇し、グッドフライデーで短縮取引だったため1.714%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足