東京市場ザラバ~FOMC明けてドル安ながら高値圏で推移して49円高~(2020年12月17日)

 

2020年12月17日

・昨日のNY株は寄り付き前の発表された11月米小売売上高などが予想を下回る内容でしたが、追加経済対策への期待から下押しすることなく堅調に推移し、FOMCでは資産購入について「雇用の最大化と物価の安定という目標に向けて、かなりの進展があるまで」との新たな指針を盛り込んだことで量的金融緩和が長期化するとの期待が強まり、ダウは$44安、ナスは0.50%高で史上最高値を更新しました。

・本日の日経は前日終値26,757.40よりも12.90円安い26,744.50で寄り付き、直後に26,676まで下落しましたが、そこからは上昇基調となり10時過ぎには59円高の26,817まで上昇しました。
その後は26,740-820で方向感のない上下が続き、14:30に26,843まで上昇し、26,806.67(+49.27)で引けました。

 

結果
0.00-0.25%で据え置き

 

★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2020年12月17日)の記事に載せています。

 

 

日経先物
・26,720で寄り付き、9:00に現物が始まった直後に26,620まで下落しましたが、そこから反転して10:15には26,750まで上昇しました。
その後は26,680-760の高値圏で方向感のない上下が続き、14:30に26,780まで上昇し、26,770(+100)△0.37%で引けました。
現物は26,806.67(+49.27)△0.18%でした。

東証一部売買代金:25,456億円、東証一部売買高:11.40億株
東証一部騰落数 値上がり849銘柄、値下がり1,253銘柄、変わらず82銘柄

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
・前日終値1,157.28よりも2.76ポイント高い1,160.04で寄り付き、直後から上げ出して10:50には1,183まで大きく上昇しました。
その後押し戻されて13:30に1,169まで下落しましたが、そこから再び上げ出してほぼ高値引けの1,185.22(+27.94)△2.41%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:00時点)
・昨夜の欧州時間はジリジリとドルが売られて16:00の103.49から19:00には103.26まで下落しましたが、22:30から反転して103.45-65での揉み合いとなり、04:00のFOMCの時は103.57でした。
発表直後から上げ出して04:10に103.91まで急伸しましたが、すぐに反転して急落して05:30には103.39まで下落し、103.41でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9:30に103.56まで上昇しましたが、そこからは再びドル売りに押されて下げ出して13:20には103.24まで下落しました。
その後は103.30近辺での揉み合いが続いて、103.31で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
・前日終値3,366.98よりも0.29ポイント安い3,367.27で寄り付き、前場半ばにマイナス0.3%まで下げましたが、すぐに反転して後場になるとジリ上げが続いて3,404.87(+37.89)△1.13%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  30,154.54(-44.77)
NASDAQ  12,658.19(+63.13)
・寄り付き前の発表された11月米小売売上高などが予想を下回る内容でしたが、追加経済対策への期待から下押しすることなく堅調に推移し、FOMCでは資産購入について「雇用の最大化と物価の安定という目標に向けて、かなりの進展があるまで」との新たな指針を盛り込んだことで量的金融緩和が長期化するとの期待が強まり、ダウは$44安、ナスは0.50%高で史上最高値を更新しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
・FOMC発表後に0.916%から0.941%まで上昇しましたが、すぐに反転して0.918%まで低下し、0.920%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足