東京市場ザラバ~大きな材料なく株安・円高で令和最大の下げ幅422円安~(2019年7月18日)

 

2019年7月18日

・昨日のNY株は前日のトランプ大統領の「米中通商合意は長い道のり。必要なら追加関税を課す可能性」との発言で米中貿易摩擦の激化・長期化への懸念が高まり、キャタピラーなど中国売上高比率が高い銘柄が売られたことや鉄道大手CSXが前日引け後に発表した4-6月期決算で前年同期比で減収減益だったため輸送需要の伸び悩みへの懸念から景気動向に敏感な資本財株も売られ、ダウは$115安で引け、ナスも0.46%安となりました。
また引け後にネットフリックの冴えない決算を受けて時間外のナス先物が急落していました。

・本日の日経は前日終値21,469.18よりも132.38円安い21,336.80で寄り付き、直後から下げ出して10時過ぎには318円安の21,151まで下落しました。
そこからリバって10時半に21,212まで戻しましたが、再び下げ出して引け前には356円安の21,113まで下落しました。
後場に入っても下げ基調が続いて13時過ぎには430円安の21,039まで下落し、21,070近辺で揉み合いが続いた後14時過ぎから再度下げ出して引け前に21,000を割り込んで476円安の20,993まで下落し、21,046.24(-422.94)で引けました。

 

 

日経先物
21,280で寄り付き、9:00に21,310まで上げましたが、9:10から早いペースで下げ出して10:10には300円安の21,120まで下落しました。
そこからリバって10:35に21,200まで戻しましたが、再び下げ出して11:50には340円安の21,080まで下落しました。
後場に入っても下げは止まらず13:10の21,010まで下落し、21,050近辺で揉み合った後14:15から再度下げ出して14:35には460円安の20,960まで下落し、21,010(-410)▼1.91%で引けました。
現物は21,046.24(-422.94)▼1.97%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値903.63よりも6.87ポイント安い896.76で寄り付き、直後から下げ出して9:25に888まで下落し、そこからは890近辺で小動きが前場は続いていましたが、後場になると一段安となって880-885での小動きがひたすら続いて、881.79(-21.84)▼2.42%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨夜のドル円は欧州時間は108.20-30で小動きが続いていましたが、NYタイムに入るとNY株の下落や米長期金利の低下で一段下げて108.10近辺での小動きとなりました。
しかしNY株が引け後に急落したため107.95まで下落し、108.00でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると107.90近辺で小動きでしたが、9:00から下げ出し、9:50から下げ足を速めて10:05には107.63まで下落しました。
そこからは107.65-75で上下した後、午後になると107.70近辺での揉み合いが続き、107.68で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,931.69よりも10.16ポイント安い2,921.73で寄り付き、終日マイナス0.5-1.0%での上下が続いて、2,901.18(-30.52)▼1.04%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  27,219.85(-115.78)
NASDAQ  8,185.21(-37.59)
・昨日のNY株は前日のトランプ大統領の「米中通商合意は長い道のり。必要なら追加関税を課す可能性」との発言で米中貿易摩擦の激化・長期化への懸念が高まり、キャタピラーなど中国売上高比率が高い銘柄が売られたことや鉄道大手CSXが前日引け後に発表した4-6月期決算で前年同期比で減収減益だったため輸送需要の伸び悩みへの懸念から景気動向に敏感な資本財株も売られ、ダウは$115安で引け、ナスも0.46%安となりました。
また引け後にネットフリックの冴えない決算を受けて時間外のナス先物が急落していました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足