東京市場ザラバ~パウエルFRB議長証言を好感して110円高~(2019年7月11日)

 

2019年7月11日

・昨日のNY株はパウエルFRB議長が下院金融サービス委員会での議会証言で、「前回会合以降の不透明感が引き続き見通しを曇らせている」「貿易や世界経済の成長見通しに不透明感」「米景気拡大を支えるため適切に行動する用意がある」「やや緩和的な政策が必要な条件が整ってきた」などと表明して早ければ7月末のFOMCで利下げに踏み切る可能性を示したためダウは一時200ドル近く上昇して取引時間中の高値を更新し、ダウは$76高、ナスは0.75%高で引けました。

・本日の日経は前日終値21,533.48よりも13.71円高い21,547.19で寄り付き、時間外のダウ先物が上昇し、ドル円が下落するなか小幅高水準の21,530-580で小動きが続いていましたが、10時半過ぎから上げ出して11時過ぎには91円高の21,624まで上昇しました。
後場に入ると一段上げて21,610-650での小動きが続く中で13時半過ぎに116円高の21,649まで上昇し、その後は21,610-650での揉み合いが続いて、21,643.53(+110.05)で引けました。

 

 

日経先物
21,530で寄り付き、時間外のダウ先物が上昇し、ドル円が下落するなか21,500-550で小動きが続いていましたが、10:45から上げ出して13:40に21,620まで上昇しました。
その後は21,600-620での揉み合いとなって15:00に21,630まで上昇し、21,600(+100)△0.47%で引けました。
現物は21,643.53(+110.05)△0.51%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値920.17よりも0.72ポイント安い919.45で寄り付き、直後から下げ出して10:05に912まで下落しました。
そこからは915近辺での小動きが続き、後場になるとジリジリとした上げが続いて13:35に919まで上昇し、917.34(-2.83)▼0.31%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨夜のドル円はパウエルFRB議長が下院金融サービス委員会での議会証言で、「前回会合以降の不透明感が引き続き見通しを曇らせている」「貿易や世界経済の成長見通しに不透明感」「米景気拡大を支えるため適切に行動する用意がある」「やや緩和的な政策が必要な条件が整ってきた」などと表明し、早期利下げ観測が高まってドル売りの流れとなり21:30の108.94から03:00には108.34まで下落し、108.46でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると108.35-45で小動きでしたが9:00から円買いの流れとなり早いペースで下げ出して108円を割り込んで12:10には107.86まで下落しました。
その後は小幅戻して107.99で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,915.30よりも12.75ポイント高い2,928.05で寄り付き、前場半ばにプラス1.0%まで上昇しましたが、その後はジリ下げが続いて後場半ばにマイテンし、2,917.76(+2.46)△0.08%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  26,860.20(+76.71)
NASDAQ  8,202.53(+60.80)
・昨日のNY株はパウエルFRB議長が下院金融サービス委員会での議会証言で、「前回会合以降の不透明感が引き続き見通しを曇らせている」「貿易や世界経済の成長見通しに不透明感」「米景気拡大を支えるため適切に行動する用意がある」「やや緩和的な政策が必要な条件が整ってきた」などと表明して早ければ7月末のFOMCで利下げに踏み切る可能性を示したためダウは一時200ドル近く上昇して取引時間中の高値を更新し、ダウは$76高、ナスは0.75%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足