2019年6月10日
・先週金曜日のNY株は5月雇用統計で非農業部門就業者数が予想の18.5万人増を大幅に下回る7.5万人増となったため発表直後にダウ先物は売られましたが、この結果を受けてFRBが早期利下げに動くとの観測が高まりすぐに反転してNYタイムに入ると上げ幅を広げてダウは一時340ドル近い大幅上昇し、メキシコとの関税問題を控えながらも高値圏で堅調な展開となりダウは$263高、ナスは1.66%高で引けました。
6/8(土)の朝9時半にトランプ米大統領が「メキシコと合意し、同国産品への関税発動を見送る」とツイートしたことや週末に行われていたG20財務相・中央銀行総裁会議で麻生太郎財務相とムニューシン米財務長官の意見交換で日本の円安誘導を防ぐため米国が導入を目指している「為替条項」に関する議論はなかったとの報道があり、本日の日経は先週金曜日終値20,884.71よりも210.69円高い21,095.40で寄り付きました。
すぐに266円高の21,150まで上昇しましたが、そこからはジリジリと押し戻されて10時半には21,078まで下げ、その後は21,080-130での小動きが続きました。
14時に281円高の21,165まで上昇しましたが、再びジリジリと押し戻されて14時半過ぎに21,111まで下げ、21,134.42（+249.71）で引けました。
日経先物
21,150で寄り付き、21,110-160で揉み合った後9：45から一段下げて21,070-120での揉み合いが前場いっぱい続きました。
後場になるとジリジリとした上げが続いて13：55に250円高の21,170まで上昇し、その後は小幅押し戻されて21,110-140での揉み合いとなり、21,150（+230）△1.10％で引けました。
現物は21,134.42（+249.71）△1.20％でした。
左：日経先物－5分足 右：日経先物－日足
マザーズ
先週金曜日終値884.32よりも8.95ポイント高い893.27で寄り付き、9：20から一段上げて897-902での小動きが前場は続きました。
しかし後場になるとジリジリとした下げが続いて14：40には893まで下落し、894.91（+10.59）△1.20％で引けました。
左：マザーズ－5分足 右：マザーズ－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は108.50近辺でのこう着が続いた後18：30から上げ出して19：00に108.61まで上昇しましたが、そこから押し戻されて雇用統計の21：30は108.44でした。
発表直後は非農業部門就業者数が予想の18.5万人増を大幅に下回る7.5万人増となったためドル売りの流れとなり108.44から107.88まで急落しましたが、NY株が堅調に推移していたため下げ渋り、その後は徐々に戻して03：40には108.25までリバり、108.20でNYクローズとなりました。
・米国がメキシコへの制裁関税を見送ったことやG20で財務相・中央銀行総裁会議で「為替条項」に関する議論はなかったとの報道で円が売られて東京時間7時は先週末終値より26pips上窓を明けた108.46で始まりました。
7：20に108.55まで上昇した後は押し戻されて9：30に108.36まで下落しましたが、そこからは上昇基調が続いて14：30には108.67まで上昇し、108.64で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。
左：日本国債先物－5分足 右：日本国債先物－日足
上海総合指数
先週木曜日終値2,827.80よりも5.21ポイント高い2,833.01で寄り付き、前場は上昇基調が続いてプラス1.1%まで上昇しましたが、後場になると小幅押し戻されて、2,852.13（+24.33）△0.86％で引けました。
左：上海総合指数－1分足 右：上海総合指数－日足
昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 25,983.94(+263.28)
ＮＡＳＤＡＱ 7,742.10(+126.55)
・先週金曜日のNY株は5月雇用統計で非農業部門就業者数が予想の18.5万人増を大幅に下回る7.5万人増となったため発表直後にダウ先物は売られましたが、この結果を受けてFRBが早期利下げに動くとの観測が高まりすぐに反転してNYタイムに入ると上げ幅を広げてダウは一時340ドル近い大幅上昇し、メキシコとの関税問題を控えながらも高値圏で堅調な展開となりダウは$263高、ナスは1.66%高で引けました。
なお翌日6/8(土)の朝9時半にトランプ米大統領が「メキシコと合意し、同国産品への関税発動を見送る」とツイートしました。
左：DOW－日足 右：NASDAQ－日足