東京市場ザラバ~米中貿易協議の行方への不安から上昇幅縮めて53円高~(2019年1月21日)

 

2019年1月21日

・先週金曜日のNY株は「中国は今月上旬に北京で行われた米中通商協議で、米国からの輸入を大幅に増やして2024年までに対米貿易黒字をゼロにする提案していた」との報道やニューヨーク連銀・ウィリアムズ総裁の「必要なのは用心深さであり、忍耐であり、適切な判断だ」との発言などFRB高官の追加利上げに慎重な発言が相次いでいることも支援材料となり、ダウは$336高、ナスは1.03%高で引けました。

・本日の日経は先週金曜日終値20,666.07よりも182.31円高い20,848.38で寄り付き、9時半過ぎには226円高の20,892まで上昇しましたが、10時過ぎに「米中はIP問題でほとんど進展がない」との一部報道が伝わると20,750まで急落して10時半前には20,686まで下落しました。
その後リバって11時過ぎに20,785まで戻しましたが、後場に入ると20720近辺でのこう着が続いて、20,719.33(+53.26)で引けました。

 

 

日経先物
20,860で寄り付き、直後からジリジリと下げて9:05に20,790まで下落した後は逆にジリジリと上げて9:40には20,880まで上昇しました。
しかし10:05に「米中はIP問題でほとんど進展がない」との一部報道が伝わると20,830から20730まで急落して、更に下げが続いて10:20には20,660まで下落しました。
その後リバって11:05に20,760まで戻し、後場になると20,710近辺でのこう着が続き、10,720(+90)△0.44%で引けました。
現物は20,719.33(+53.26)△0.26%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値950.60よりも14.94ポイント高い965.54で寄り付き、前場は965-980で上下していましたが、後場に入るとジリ下げがひたすら続いて14:45には937まで下落し、939.51(-11.09)▼1.17%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間は109.35-60で上下していましたが、NYタイムに入ると米長期金利の上昇やNY株の上昇を受けて00:00から上げ出して03:00には109.88まで上昇し、109.75でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は109.67で始まり、しばらく109.60-75での小動きが続いていましたが、10:05に「米中はIP問題でほとんど進展がない」との一部報道が伝わると下げ出して10:20には109.47まで下落しました。
そこからはリバって11:55に109.71まで上昇しました後は再び下げ出して14:55に109.52まで下落し、109.55で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値2,596.01よりも3.05ポイント高い2,599.06で寄り付き、終日プラス0.2-0.8%で堅調な動きが続いて、2,610.51(+14.50)△0.56%で引けました。

左:上海総合指数-5分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,706.35(+336.25)
NASDAQ     7,157.23(+72.76)
・先週金曜日のNY株は「中国は今月上旬に北京で行われた米中通商協議で、米国からの輸入を大幅に増やして2024年までに対米貿易黒字をゼロにする提案していた」との報道やニューヨーク連銀・ウィリアムズ総裁の「必要なのは用心深さであり、忍耐であり、適切な判断だ」との発言などFRB高官の追加利上げに慎重な発言が相次いでいることも支援材料となり、ダウは$336高、ナスは1.03%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足