東京市場ザラバ~英国のEU離脱案採決を控えながらも中国の景気対策期待で195円高~(2019年1月15日)

 

2019年1月15日

・昨日のNY株は過去最長となっている米政府機関の一部閉鎖や中国の12月輸出が前年同月比4.4%減となり米中貿易摩擦の影響で中国や世界経済が鈍化するとの懸念が高まりダウは一時230ドル下落しました。
その後はシティグループの10-12月期決算で1株当たり利益が市場予想を上回ったことをきっかけに金融セクターが買われて徐々に下げ幅を縮め、ダウは$86安、ナスは0.94%安で引けました。

・本日の日経は先週金曜日終値20,359.70よりも94.88円安い20,264.82で寄り付き、直後に155円安の20,204まで下げた後は前場は中国が預金準備率を引き下げたことや中国・国家発展改革委員会が景気対策を打ち出してくることが伝わったことで上昇基調がひたすら続き、後場寄り付き直後には211円高の20,570まで上昇しました。
その後は20,520-550での小動きがひたすら続いて、20,555.29(+195.59)で引けました。
また本日の英国時間の19時から21時に英議会で欧州連合(EU)離脱案の採決が行われ、株・為替共に大きな変動の可能性があります。

 

 

日経先物
20,170で寄り付き、20,160-200で揉み合った後9:00から早いペースで上昇してプラテンし、中国が預金準備率を引き下げたことや中国・国家発展改革委員会が景気対策を打ち出してくることが伝わったことで更に上昇基調がひたすら続いて12:10には240円高の20,560まで上昇しました。
その後は20,500を挟んだ20,480-530での小動きが続いて、20,510(+190)△0.94%で引けました。
現物は20,555.29(+195.59)△0.96%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値889.81よりも0.41ポイント高い890.22で寄り付き、直後から上げ出して10:50の916まで上昇が続きました。
その後は912-918で小動きが続いて、914.19(+24.38)△2.74%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は祝日だった東京時間10:30の108.41から12:10には108.06まで下落し、欧州時間に入ると108.10を挟んだ上下のなか20:20には107.98まで下落しました。
NYタイムに入ると上げ出して00:30には108.35まで戻しましたが、そこから押し戻されて108.20近辺での小動きが続き、108.17でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:10に108.11まで下げた後は中国が預金準備率を引き下げたことで上昇基調が続いて13:00の108.57まで上げ続けました。
その後14:15の108.57から14:25の108.75まで急伸し、108.71で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,535.77よりも1.60ポイント高い2,537.37で寄り付き、しばらく0.0-プラス0.5%で推移していましたが、中国・国家発展改革委員会が景気対策を打ち出してくることが伝わったことで一段高となり、後場は0.7-1.3%で推移して2,570.34(+34.58)△1.36%で引けました。

左:上海総合指数-5分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  23,909.84(-86.11)
NASDAQ  6,905.92(-65.56)
・昨日のNY株は過去最長となっている米政府機関の一部閉鎖や中国の12月輸出が前年同月比4.4%減となり米中貿易摩擦の影響で中国や世界経済が鈍化するとの懸念が高まりダウは一時230ドル下落しました。
その後はシティグループの10-12月期決算で1株当たり利益が市場予想を上回ったことをきっかけに金融セクターが買われて徐々に下げ幅を縮め、ダウは$86安、ナスは0.94%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足