先週金曜日と昨日のNY市場(2018年12月25日)

 

  12/21(金) 12/24(月)
DOW 22,445.37(-414.23) 21,792.20(-653.17)
NASDAQ 6,332.99(-195.41) 6,192.92(-140.08)
CME(円建) 19,795 19,250
日経先物(夜間) 19,790

 

・昨日のNY株は12/22に米連邦政府の暫定予算が失効して一部の政府機関が閉鎖状態になったことやブルームバーグ通信はトランプ大統領がFRB議長の解任を検討していると報じたこと、またトランプ米大統領がツイッターで「経済が抱える唯一の問題がFRB」「FRBは市場感覚がない。貿易戦争や強いドル、壁を巡る政府機関閉鎖について理解していない」と発言したことやムニューシン米財務長官が金融大手首脳と電話会談し流動性などに問題がないことを確認したことがかえって金融市場が混乱するとのリスクを意識させて緊張と不安を高め、ダウは$653安、ナスは2.21%安で連日の暴落となりました。

・昨日のドル円はNY株の暴落に加えて12/21に米通商代表部(USTR)が日本との新たな貿易協定交渉に関する「交渉目的」の概要を公表し、物品の関税引き下げ・撤廃だけでなく、自国に有利な通貨安誘導防止、通関手続き緩和など非関税障壁分野も含めた計22項目を交渉対象の候補としたことでリスク回避の円買いが強まり16:00の111.09から23:50には110.26まで大幅に下落し、110.43でNYクローズとなりました。