東京市場ザラバ~FOMC警戒して買い手控えで127円安~(2018年12月19日)

 

2018年12月19日

・昨日のNY株は2営業日で1000ドルを超える下落で値ごろ感から買い戻しが入りダウは一時330ドル超上昇しましたが、原油先物価格が需給緩和への警戒感を背景に約1年4カ月ぶりの安値となったことでエネルギーセクターが売られ、また民主党が共和党の歳出案を却下したとの報を受けて政府機関の一部閉鎖懸念も高まったため午後にはダウ・ナス共にマイナスに沈む場面があり、ダウは$82高、ナスは0.45%高で引けました。

・本日の日経は前日終値21,115.45よりも8.28円安い21,107.17で寄り付き、直後から下げ出して9時半に235円安の20,880まで下落しましたが、そこから反転して10時半には53円高の21,168まで上昇しました。
そこからは前日終値を挟んだ21,080-160で揉み合っていましたが、後場になると一段安となって20,930-21,030での上下がひたすら続いて20,987.92(-127.53)で引けました。

 また過去最大の市場調達額2兆6000億円余りで注目されていたソフトバンク(9434)の初値は公募価格を下回る1,463で寄り付き、その後は売り物に押されて安値引けで約14%安の1,282で引け、市場参加者のセンチメント悪化の要因の一つとなりました。
公募価格:1,500
初値:1,463
高値:1,464
安値:1,282
終値:1,282
出来高:271,497,800株
売買代金:384,011,386,000円

 

 

日経先物
21,000で寄り付き21,040まで上げましたが、9:00から急落して9:25には260円安の20,810まで下落しました。
そこから急反発して9:50にはプラテン目前の21,050まで上昇し、10:35には30円高の21,100まで上昇しました。
その後はジリ下げが続いて13:10には210円安の20,860まで下落し、20,860-960での上下が続いて20,920(-150)▼0.71%で引けました。
現物は20,987.92(-127.53)▼0.60%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値875.76よりも2.28ポイント高い878.04で寄り付き、9:15に862まで下げた後はジリ上げとなって10:55には895まで上昇しました。
その後は小幅押し戻されて後場になると885近辺でのこう着が続き、885.94(+10.18)△1.16%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は下落が続いて16:00の112.65から20:30には112.24まで下げ続け、その後戻してからはFOMCを間近に控えて様子見ムードが強まり112.45-65での小動きとなって、112.48でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると112.45-60で小動きでしたが、9:00から急落して9:10に112.19まで下落しました。
そこから反転すると急速に戻して9:50に112.49まで上昇し、10:30には112.60まで上昇しました。
しかしその後はジリ下げが続いて13:50には112.25まで下落し、112.39で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
前場は上昇が続いて12:45に152.84まで大幅上昇しましたが、13:00から急速に下げ出して14:00に152.16まで急落し、152.40で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,576.65よりも2.03ポイント高い2,578.68で寄り付き、前場は小幅安水準で小動きでしたが、後場になると下げ幅を広げて2,549.56(-27.09)▼1.05%で引けました。

左:上海総合指数-5分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    23,675.64(+82.66)
NASDAQ     6,783.91(+30.18)
・昨日のNY株は2営業日で1000ドルを超える下落で値ごろ感から買い戻しが入りダウは一時330ドル超上昇しましたが、原油先物価格が需給緩和への警戒感を背景に約1年4カ月ぶりの安値となったことでエネルギーセクターが売られ、また民主党が共和党の歳出案を却下したとの報を受けて政府機関の一部閉鎖懸念も高まったため午後にはダウ・ナス共にマイナスに沈む場面があり、ダウは$82高、ナスは0.45%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足