東京市場ザラバ~ファーウェイ副会長の保釈決定を好感して急反発の454円高~(2018年12月12日)

 

2018年12月12日

・昨日のダウはトランプ大統領がツイッターに「中国とは極めて建設的な対話が行われている。重要な発表に注目するように」と投稿したことや中国が米国車に課している報復関税の引き下げに動くとの報道で朝方は一時368ドル上昇しました。
しかしトランプ大統領が民主党の上下両院トップとの面会の中で、メキシコ国境の壁建設費用が2019会計年度予算案に盛り込まれなければ「国境の安全対策(予算)のために喜んで政府を閉鎖する」との発言が伝わると急速に値を消してマイナス200ドル近く沈み、$53安で引けました。
ナスは2日続伸の0.16%高でした。

・本日の日経は前日終値21,148.02よりも200.38円高い21,348.40で寄り付き、カナダで逮捕されていた中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)副会長の保釈決定を好感して直後から上げ出して387円高の21,535まで上昇して、21,460-520での揉み合いとなりました。
10:50から再び上げ出して21,571まで上昇して21,549で前引けとなり、後場に入ってすぐに436円高の21,584まで上昇しました。
その後は21,580近辺でのこう着が続く中で14時前に21,593まで上昇し、14時半過ぎから更に一段高となって483円高の21,631まで上昇し、21,602.75(+454.73)で引けました。

 

 

日経先物
21,350で寄り付き、直後から早いペースで上げ出して9:40には21,540まで上昇しました。
そこからは小幅押し戻されて21,500近辺で揉み合った後、10:50から再び上げ出して11:10には450円高の21,580まで上昇しました。
その後21,500まで押し戻されましたが、12:20から再度上げ出して12:45には21,590まで上昇し、21,590近辺でのこう着が続く中13:25には21,600まで上昇し、14:40から一段高となって15:05には520円高の21,650まで上昇し、 21,660(+530)△2.51%で引けました。
現物は21,602.75(+454.73)△2.15%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値922.46よりも6.33ポイント高い928.79で寄り付き、926-40で上下した後10:50からジリ上げとなって14:15の928まで上げ続けました。
その後は957近辺でのこう着となって、957.25(+34.79)△3.77%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は113.00-20で揉み合っていましたが、NY株22:30から上げ出して01:40には113.46まで上昇しました。
その後は113.25-45で上下して113.39でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると9:00に113.31まで下げた後は113.40-50での小動きがひたすら続いて、113.43で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,594.09よりも14.02ポイント高い2,608.11で寄り付き、終日0.0-プラス0.6%での小動きが続いて、2,602.15(+8.06)△0.31%で引けました。

左:上海総合指数-5分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,370.24(-53.02)
NASDAQ     7,031.83(+11.31)
・昨日のダウはトランプ大統領がツイッターに「中国とは極めて建設的な対話が行われている。重要な発表に注目するように」と投稿したことや中国が米国車に課している報復関税の引き下げに動くとの報道で朝方は一時368ドル上昇しました。
しかしトランプ大統領が民主党の上下両院トップとの面会の中で、メキシコ国境の壁建設費用が2019会計年度予算案に盛り込まれなければ「国境の安全対策(予算)のために喜んで政府を閉鎖する」との発言が伝わると急速に値を消してマイナス200ドル近く沈み、$53安で引けました。
ナスは2日続伸の0.16%高でした。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足