東京市場ザラバ~NY831ドル・日経915円の暴落~(2018年10月11日)

 

2018年10月11日

・昨日のNY株は欧州株の下落や9月卸売物価指数発表後に長期金利が上昇したことで朝方から売りが先行し、トランプ大統領が9月に課した制裁関税に中国が報復すれば同国からの残りすべての輸入品に追加関税を適用するとの姿勢を改めて示したため米中貿易摩擦の悪影響への懸念も高まり、ダウ・ナス共に終日早いペースでの下落が続き、ダウは$831安、ナスも4.08%安で暴落となりました。

・本日の日経はNY株の暴落を受けて前日終値23,506.04よりも537.33円もの大幅安の23,043.37で寄り付き、直後に急落して816円安の22,690まで下落し、そこからリバって10時前には22,847まで戻しました。
しかしそこからはジリ下げが続いて後場寄り後には1,032円安の22,474まで下落した後は22,460-550での揉み合いが続きました。
13時半からリバって22,623まで戻しましたが、そこからはゆっくりジリジリとした下げが続いて14時半には1,047円安の22,459まで下落し、引けにかけてリバって22,590.86(-915.18)で引けました。

 

 

日経先物
22,750で寄り付き、直後からジリ上げとなって9:45に22,850まで戻しましたが、10時から再び下げ出すと12:20には1,130円安の22,400まで暴落しました。
その後は下げ止まったものの上値は重く22,450-590で上下に何度か振り、22,580(-950)▼4.04%で引けました。
現物は22,590.86(-915.18)▼3.89%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,001.10よりも20.22ポイント安い980.88で寄り付き、直後に940まで急落し、そこからはジリジリとリバって9:55に965まで戻しましたが、そこからは下げ出して10:55には940まで下落しました。
後場は948-957での小動きがひたすら続いて、952.90(-48.20)▼4.81%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は113.20近辺で上下していましたが、NY株式市場が下げ幅を急速に広げていたため急落して00:20には112.59まで下落しました。
その後リバって02:20に112.83まで戻しましたが、NY株が下げ続けるのに同調して03:00から再び急落が始まり112.29でNYクローズとなりました。
・東京時間に入った直後に112.10まで下落し、そこからは112.20近辺での小動きが続いていましたが、8:30から下げ出して8:45には112.05まで下落しました。
その後リバって9:40に112.31まで戻しましたが、すぐに反転して10:55には112円を割り込んで111.97まで下落しました。
そこからは112.05-25での揉み合いが続いて、112.19で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,725.84よりも82.77ポイント安い2,643.07で寄り付き、しばらくマイナス2.0-3.0%で上下していましたが前場半ばから下げ出して後場に入るとマイナス6.0%まで下落し、2,583.46(-142.38)▼5.22%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,598.74(-831.83)
NASDAQ     7,422.05(-315.97)
・昨日のNY株は欧州株の下落や9月卸売物価指数発表後に長期金利が上昇したことで朝方から売りが先行し、トランプ大統領が9月に課した制裁関税に中国が報復すれば同国からの残りすべての輸入品に追加関税を適用するとの姿勢を改めて示したため米中貿易摩擦の悪影響への懸念も高まり、ダウ・ナス共に終日早いペースでの下落が続き、ダウは$831安、ナスも4.08%安で暴落となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足