東京市場ザラバ~米国の対中追加制裁関税の影響なく7日ぶりの反発で66円高~(2018年9月10日)

 

2018年9月10日

・先週金曜日のNY株は8月雇用統計で平均時給が2009年6月以来、9年2カ月ぶりの高い伸びとなる前年同月比2.9%増となったため発表直後にダウ先物が売られました。
その後徐々に値を戻しましたがトランプ大統領が近々発表予定の2000億ドル相当への対中制裁関税とは別に中国からの輸入品2670億ドル相当に追加の制裁関税を課す用意があるとの報道で急落してダウは一時$180近く下落し、引けにかけては戻したものの$79安で引けました。
またナスは0.25%安でした。

・本日の日経は先週金曜日終値22,307.06よりも53.41円安い22,253.65で寄り付き、直後から上げてプラテンして10時前には22,382まで上昇しました。
そこからは押し戻されて前場は先週金曜日終値を挟んだ上下が続き、後場になると小幅高水準の22,320-370での小動きがひたすら続き、引け前に本日高値の22,396を付け、22,373.09(+66.03)で引けました。

 

 

日経先物
22,250で寄り付き、直後に22,240まで下げた後はジリ上げとなって9:45の22,380まで上昇が続きました。
そこからは押し戻されて22,290-350での揉み合いが続いた後、11:45から小幅上げて22,350-380での揉み合いとなりました。
その後は22,350-380での小動きがひたすら続き、14:55に小幅上げてプラテンして22,410まで上昇しましたが、引け直前に下に飛んで、22,360(-20)▼0.09%で引けました。
現物は22,373.09(+66.03)△0.30%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,008.62よりも1.99ポイント安い1,006.63で寄り付き、直後から上げ出して9:45に1,021まで上昇し、そこからは押し戻されて10:55には1,011まで下落しました。
その後は1,014近辺での小動きがひたすら続いて、1,015.17(+6.55)△0.65%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は8月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り、また平均時給が前年比2.9%増と約9年ぶりの高い伸びとなったため発表直後に110.81から111.08まで急伸し、その後もドル買いの流れとなり23:30には111.24まで上昇しました。
しかし01:05にトランプ大統領が「対中制裁で2670億ドル分に追加関税の用意」と述べたことが伝わると急落して01:15には110.73まで下落しました。
その後はダウが戻っていたこともあり値を戻して03:40には111.11まで上昇し、111.03でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は111.02で始まり、110.85-111.05での小動きがひたすら続いて110.97で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値2,702.30よりも4.29ポイント安い2,698.01で寄り付き、直後から下げ出して前場半ばにはマイナス0.9%まで下落し、一旦リバったものの後場に入ると再び下げ出してほぼ本日安値の2,669.48(-32.82)▼1.21%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,916.54(-79.33)
NASDAQ     7,902.54(-20.18)
・先週金曜日のNY株は8月雇用統計で平均時給が2009年6月以来、9年2カ月ぶりの高い伸びとなる前年同月比2.9%増となったため発表直後にダウ先物が売られました。
その後徐々に値を戻しましたがトランプ大統領が近々発表予定の2000億ドル相当への対中制裁関税とは別に中国からの輸入品2670億ドル相当に追加の制裁関税を課す用意があるとの報道で急落してダウは一時$180近く下落し、引けにかけては戻したものの$79安で引けました。
またナスは0.25%安でした。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足