東京市場ザラバ~対中制裁関税発動を控えて上値重し~(2018年9月5日)

 

2018年9月5日

・昨日のNY株は欧州株の下落や中国からの輸入品2000億ドル相当の制裁関税への警戒、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の不透明感で朝方から売られてダウは一時$158下落しましたが、その後は徐々に下げ幅を縮めてダウは$12安、ナスは0.23%安で引けました。

・本日の日経は前日の台風21号で関西空港が水没するなど関西地域に被害が発生して今後の経済活動への懸念や今夜の米国・カナダの貿易協議、また中国への制裁関税発動を控えて終日上値の重い展開となりました。
 前日終値22,696.90よりも33.10円安い22,663.80で寄り付き、直後からジリ下げが続いて9時半過ぎには92円安の22,604まで下落しました。
そこからリバって10時半にはプラテン目前の22,692まで上昇しましたが、再び売られて22,610-640での揉み合いとなりました。
昼休み中に日経先物が下落したため後場は本日安値となる126円安の22,570で寄り付き、その後はジリジリとした上げが続いて14時には22,672まで戻しましたが、引けにかけては再び売られて22,580.83(-116.07)で引けました。

 

 

日経先物
22,670で寄り付き、直後から下げ出して9:35には22,620まで下落しました。
そこからリバって10:35に22,670まで戻しましたが、再び下げ出して11:00には22,610まで下落し、11:55から更に下げて12:10には200円安の22,570まで下落しました。
その後はリバって13:55に22,680まで戻しましたが、引けにかけて再度売られて15:00には22,560まで下落し、22,560(-210)▼0.92%で引けました。
現物は22,580.83(-116.07)▼0.51%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,045.35よりも0.38ポイント安い1,044.97で寄り付き、9:10に1,051まで上げましたがそこからは押し戻されて前日終値1,045近辺での小動きが続きました。
後場に入ると一段安となって13:20には1,034まで下落し、その後は1,034-40で上下して、1,034.38(-10.97)▼1.05%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は16:00の111.37から17:20に111.53まで上昇しましたが、その後は押し戻されて22:50には111.14まで下落しました。
しかし23:00に発表された8月米ISM製造業景気指数が2004年5月以来の高水準だったためドルが買われて111.45まで急伸し、その後は111.30-50での小動きが続いて111.47でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると111.40-50での小動きが続き、5・10日の仲値絡みの買いで9:55に111.46から111.71まで急伸しました。
しかしそこからは押し戻されて11:55には111.49まで下落し、その後は111.50近辺での小動きが続いて111.49で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,750.58よりも9.20ポイント安い2,741.38で寄り付き、前場はマイナス0.5%前後で小動きでしたが、後場に入るとジリ下げとなって下げ幅を広げてマイナス1.4%まで下落し、2,704.34(-46.24)▼1.68%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,952.48(-12.34)
NASDAQ     8,091.25(-18.29)
・昨日のNY株は欧州株の下落や中国からの輸入品2000億ドル相当の制裁関税への警戒、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の不透明感で朝方から売られてダウは一時$158下落しましたが、その後は徐々に下げ幅を縮めてダウは$12安、ナスは0.23%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足