昨日のNY市場(2018年8月2日)

NY DOW    25,333.82(-81.37)
NASDAQ     7,707.29(+35.50)
CME(円建)  22,625
日経先物(夜間) 22,620

・昨日のダウは前日引け直前に中国に対して2000億ドル相当の制裁関税の率について当初案の10%から25%に引き上げる可能性があると報じたことでキャタピラーやボーイング、スリーエムなどが売られ、午前の半ばにマイテンすると軟調な展開が続きました。
FOMC声明で米景気の判断について「強固なペースで拡大」として6月の「強いペースで拡大」から上方修正したため、利上げペース加速への警戒感から一時$140超の下落となり、$81安で引けました。
一方ナスはアップルが好決算を発表したことでハイテクセクターが買われたため終日堅調な値動きとなって0.46%高で引けました。

・昨日のドル円は欧州時間に入ると下落基調となり16:50の112.14から20:30には111.80まで下落しました。 その後111.85-112.00で揉み合っていましたが、ダウがマイナスに転じると一段安となって01:40には111.63まで下落し、03:00のFOMCの時は111.62でした。
結果は予想通りの金利据え置きでしたが、声明文が前回とほぼ同じ内容だったことで失望売りとなり03:10には111.39まで下落しました。
そこからは戻して04:50には111.63まで上昇し、05:30にライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の「中国の報復関税は違法」「米国は中国と交渉の用意がある」の発言が伝わると一段高となって05:30には111.74まで上昇し、111.72でNYクローズとなりました。