東京市場ザラバ~米中貿易協議報道に振り回されながらも192円高~(2018年8月1日)

 

2018年8月1日

・昨日のNY株は米国と中国が貿易摩擦の緩和に向けた協議の再開を模索しているとの報道でキャタピラーやボーイング、スリーエムが買われたことや好決算を発表したファイザーとP&Gも買われてダウは$108高、ナスは0.55%高で引けました。

・寄り前にトランプ政権が2000億ドル相当の中国製品に25%の輸入関税を提案することを計画しているとの報道がありましたが、本日の日経は前日終値22,553.72よりも88.46円高い22,642.18で寄り付きました。
9時半前に22,709まで上昇した後は22,630-700での小動きが続き、後場になると13時過ぎから上げ出して14時には222円高の22,775まで上昇し、22,746.70(+192.98)で引けました。
 また10年長期国債利回りは、前日比0.060%上昇の0.120%となり、2017年2月3日の0.150%を付けて以来約1年半ぶりの上昇となりました。

 

 

日経先物
22,640で寄り付き、前場は22,600-680で上下していましたが、13:15から一段高となって13:55には22,750まで上昇し、引け直前に更に上昇して22,780(+280)△1.24%で引けました。
現物は22,746.70(+192.98)△0.86%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,039.29よりも3.27ポイント高い1,042.56で寄り付き、直後から下げ出して9:25には1,034まで下落しました。
そこからリバって1,039まで戻しましたが、10:25から再び下げ出して12:50には1,031まで下落しました。 その後は1,032近辺でのこう着が続いて、1,032.70(-6.59)▼0.63%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間に入ると一段高となって16:00の111.11から18:00には111.59まで上昇しました。 その後111.50近辺で揉み合っていましたが、22:00に「米中が通商協議の再開を検討」との報道で111.50から111.72まで急伸し、00:00には111.95まで上昇しました。
その後は111.80近辺での小動きが続いて111.83でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:50にトランプ政権が2000億ドル相当の中国製品に25%の輸入関税を提案することを計画しているとの報道で111.87から8:00には111.69まで下落し、午前は111.75-90での小動きが続きました。
12:45に一段高となって111.90-112.00での小動きの後、14:00から更に上昇して111.98で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
終日下落が続いて150を割り込み149.84で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,876.40よりも6.11ポイント高い2,882.51で寄り付き、しばらく小幅高で推移していましたが、前場半ばならジリ下げが引けまで続いて、2,824.53(-51.87)▼1.80%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,415.19(+108.36)
NASDAQ     7,671.79(+41.78)
・昨日のNY株は米国と中国が貿易摩擦の緩和に向けた協議の再開を模索しているとの報道でキャタピラーやボーイング、スリーエムが買われたことや好決算を発表したファイザーとP&Gも買われてダウは$108高、ナスは0.55%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足