東京市場ザラバ~2000億ドルの対中国関税リスト公表で264円安~(2018年7月11日)

 

2018年7月11日

・昨日のNY株はペプシコが発表した4-6月期決算で1株当たり利益が市場予想を上回ったことで、これから発表される企業決算への期待が高まりダウは$143高、ナスは0.04%高で引けました。

・本日早朝5:50に「米当局は2000億ドル相当の対中関税リストを公表の予定」、8:40にライトハイザー米通商代表部(USTR)代表「2000億ドル相当の対中関税リストを公表」「米国は中国と交渉する用意がある」「対中関税リスト、2カ月間の意見公募期間」との報道を受けて時間外のダウ先物、CME、ドル円が急落したため日経は前日終値22,196.89よりも194.75円安い22,002.14で寄り付きました。
しばらく22,000近辺で揉み合っていましたが、9時15分から急速に下げ出して10時15分には452円安の21,744まで急落しました。
そこからは急落の反動からジリジリとしたリバが続いて13時半には272円安の22,016まで戻し、14:00からは21,920-990での揉み合いとなって、21,932.21(-264.68)で引けました。

 

 

日経先物
5:50に「米当局は2000億ドル相当の対中関税リストを公表の予定」、8:40にライトハイザー米通商代表部(USTR)代表「2000億ドル相当の対中関税リストを公表」「米国は中国と交渉する用意がある」「対中関税リスト、2カ月間の意見公募期間」との報道でナイト終値22,240よりも220円安い22,020で寄り付き、21,970-22,020で揉み合った後9:15から早いペースで下げ出して10:15には470円安の21,720まで下落しました。
そこからはリバが続いて13:30には210円安の21,980まで戻し、引けにかけて再び売られて14:55には21,870まで下落し、21,910(-280)▼1.26%で引けました。
現物は21,932.21(-264.68)▼1.19%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,042.12よりも7.26ポイント安い1,034.86で寄り付き、9:15から下げ出して9:25には1,016まで下落しました。
そこからはリバが続いて13:35には1,036まで戻し、1,030近辺でのこう着となって、1,029.70(-12.42)▼1.19%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤に上昇して20:20に111.35まで上げた後は111.15-30での小動きが続いていました。
しかし5:50に「米当局は2000億ドル相当の対中関税リストを公表の予定」との報道で急落して111.08でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると下値模索の展開となり110.80-95での小動きの中、7:20に110.78まで下落、10:05に110.76まで下落しました。
そこからはリバって11:35には111.14まで上昇し、午後になると111.00-15での揉み合いが続いて、111.06で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,827.63よりも46.93ポイント安い2,780.70で寄り付き、前場はマイナス1.1-2.4%で推移し、後場になると一段安となってマイナス1.6-2.6%での推移となり、2,777.77(-49.85)▼1.76%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,919.66(+143.07)
NASDAQ     7,759.20(+3.00)
・昨日のNY株はペプシコが発表した4-6月期決算で1株当たり利益が市場予想を上回ったことで、これから発表される企業決算への期待が高まりダウは$143高、ナスは0.04%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足