東京市場ザラバ~日経平均137円高、TOPIX2.1ポイント安~(2018年6月21日)

 

2018年6月21日

・昨日のNY株は米中貿易摩擦への警戒からダウは上値の重い展開が続き$42安で引けましたが、ナスはフェイスブックやネットフリックスなど主力IT株が買われて史上最高値更新の0.72%高で引けました。

・本日の日経は前日終値22,555.43よりも32.15円安い22,523.28で寄り付き、直後にプラテンした後は前日終値を挟んだ22,540-600で揉み合っていました。
10:30に上海市場が無難なスタートだったため小幅上げて22,600近辺での小動きの後、10:50から早いペースで上げ出して11時過ぎには193円高の22,748まで上昇しました。
後場になると22,700近辺での小動きが続き、14:15から再度上げ出して14時半には227円高の22,782まで上昇し、引けにかけて押し戻されて22,693.04(+137.61)で引けました。
日経は寄与度の大きいソフトバンクとファーストリテイリングで約85円押し上げとなり、一方TOPIXは1,750.63(-2.12)で日経とは対照的にマイナスで引けました。

 

 

日経先物
22,470で寄り付き、直後から上げ出して9:10に22,550まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて9:45には22,460まで下落しました。
そこからは前日終値を挟んだ22,470-500で揉み合っていましたが、10:30からジリジリと上げ出し、上海株がプラスに転じて上昇幅を広げると共に10:55に22,660まで急伸して11:15には230円高の22,710まで上昇しました。
その後は22,610-670での揉み合いが続き、14:15から一段高となって14:35には260円高の22,740まで上昇し、そこからは急速に押し戻されて22,600(+120)△0.53%で引けました。
現物は22,693.04(+137.61)△0.61%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,113.38よりも1.17ポイント高い1,114.55で寄り付き、直後から上げ出して9:45に1,129まで上昇した後は1,123-28での小動きが前場いっぱい続きました。
後場になると1,126近辺でのこう着がひたすら続いて1,124.84(+11.46)△1.03%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は110.00-110.15で小動きが続き、22:30に「中国は米関税に強い対抗措置を講じると表明した」との一部報道が伝わると109.94円まで下落しました。
しかしパウエルFRB議長がECBパネル討議で「段階的な利上げを継続する根拠が強い」「雇用市場は一段と強く、賃金成長を後押ししている」との発言が伝わると米長期金利と共に上げ出して04:30に110.44まで上昇し、110.35でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると110.30-45での小動きが続いていましたが、日経が一段高になると共に10:30から上げ出して10:55には110.63まで上昇しました。
その後は110.50-60での小動きが続いた後、13:15から再び上げ出して14:20には110.75まで上昇し、110.68で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,915.73よりも5.73ポイント安い2,912.00で寄り付き、前場はプラス0.9%まで上昇しましたが、後場になるとマイテンしてからジリ下げがひたすら続いて、2,875.81(-39.92)▼1.37%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,657.80(-42.41)
NASDAQ     7,781.51(+55.93)
・昨日のNY株は米中貿易摩擦への警戒からダウは上値の重い展開が続き$42安で引けましたが、ナスはフェイスブックやネットフリックスなど主力IT株が買われて史上最高値更新の0.72%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足