2018年6月15日

・昨日のダウは5月小売売上高の好結果やECB定例理事会で量的金融緩和を今年末で打ち切り、政策金利は「少なくとも2019年夏まで据え置く」との見通しを表明したことで欧州株が全面高になったため朝方は$130近く上昇しました。
しかし欧米で金利が低下して利ざや縮小を嫌気して金融セクターが売られて小幅安水準での上下が続き、$25安で引けました。
一方ナスは朝方の上昇を維持して0.85%高となり史上最高値を更新しました。

・8時前にトランプ米大統領が中国製品500億ドル相当への関税を承認したとの一部通信社の報道が伝わりましたが、その時は大きな影響はなく本日の日経は前日終値22,738.61よりも144.63円高い22,883.24で寄り付きました。
しかし寄り直後からジリ下げが続いて10時すぎには22,770まで下落し、そこから小幅戻して日銀決定会合を控えていたため22,820-850での小動きが前場いっぱい続きました。
昼休み中の11：41に現状維持の発表があり、日経先物とドル円が上昇しましたがすぐに押し戻されたため後場は前場より12円高の22,839で寄り付きました。
その後は22,790-850での小動きが続き、22,851.75（+113.14）で引けました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:41　現状維持

 

 

日経先物
22,840で寄り付き、22,830-860で揉み合った後9：00に22,820まで急落してからは下落基調となり10：10の22,720まで下げ続けました。
そこからはジリジリと戻して22,770-800での小動きとなり、日銀金融政策決定会合が発表された11：41は22,780でした。
結果は現状維持でしたが、発表直後にドル円と共に急伸して11：45には22,840まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて12：45に22,750まで下落しました。 その後は22,760-790での小動きの後、14：20から小幅上げて22,790-840での小動きとなり、22,830（+130）△0.57％で引けました。
現物は22,851.75（+113.14）△0.50％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

 

マザーズ
前日終値1,146.24よりも5.33ポイント高い1,151.57で寄り付き、9：15に1,157まで上昇した後は1,150-55での小動きが前場いっぱい続きました。
後場になると1,151近辺でのこう着がひたすら続いて、1,151.85（+5.61）△0.49％で引けました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

 

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間序盤は110.00近辺で揉み合っていましたが、ECB定例理事会からユーロだけでなく他通貨に対してもドル買いの流れとなったため20：45の110.02から03：00には110.69まで上昇し、110.61でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:50に110.69まで上げた後は下げ出して10：10には110.45まで下落しました。
そこからはジリジリと上げて日銀金融政策決定会合の結果が発表された11：41は110.59でした。
現状維持でしたが、発表直後から急伸して11：45には110.79まで上昇し、110.70近辺で小動きの後14：00から再び上げ出して14：40には110.89まで上昇し、110.87で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

 

日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

 

上海総合指数
前日終値3,044.16よりも6.71ポイント安い3,037.45で寄り付き、前場は下げ基調が続いてマイナス1.17%まで下落し、後場はマイナス0.5-1.0%で上値の重い展開となり、3,021.90(-22.26)▼0.73％で引けました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　

 

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　　　25,175.31(-25.89)
ＮＡＳＤＡＱ 　 　 7,761.04(+65.34)
・昨日のダウは5月小売売上高の好結果やECB定例理事会で量的金融緩和を今年末で打ち切り、政策金利は「少なくとも2019年夏まで据え置く」との見通しを表明したことで欧州株が全面高になったため朝方は$130近く上昇しました。
しかし欧米で金利が低下して利ざや縮小を嫌気して金融セクターが売られて小幅安水準での上下が続き、$25安で引けました。
一方ナスは朝方の上昇を維持して0.85%高となり史上最高値を更新しました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足