東京市場ザラバ~イタリア懸念和らいで183円高~(2018年5月31日)

 

2018年5月31日

・昨日のNY株はイタリアのEU懐疑派政党による組閣作業がマッタレッラ大統領の閣僚人事案を拒否したことで再選挙の可能性が高まったことで一昨日のダウは大幅下落しましたが、新政権樹立に向けた新たな動きが報じられたことで警戒感が和らいだことや、リスク回避の債権買いで急低下していた米10年債利回りが反転し、金融セクターが買われたため、ダウは$306高、ナスは0.89%高となりました。

・本日の日経はNY株高を受けて前日終値22,018.52よりも144.88円高い22,163.40で寄り付き、前場は22,090-170での上下が続き、後場になると一段高となって13時半には204円高の22,222まで上昇しました。
その後引けにかけて236円高の22,254まで上昇し、 MSCIリバランスによる波乱はなく22,201.82(+183.30)で引けました。

 

 

日経先物
22,150で寄り付き、8:55に22,190まで上げた後は下落して22,090-170での揉み合いが続きました。
後場に入った12:35から上げ出して13:10に22,220まで上昇し、22,200を挟んで揉み合った後14:40から一段高となって22,250まで上昇しました。
現物引け後に押し戻されて22,180まで下落し、22,190(+160)△0.73%で引けました。
現物は22,201.82(+183.30)△0.83%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,123.16よりも9.97ポイント高い1,133.13で寄り付き、9:20に1,140まで上げた後、前場は1.135近辺でのこう着が続き、後場は1,130-35での小動きとなって、1,135.26(+12.10)△1.08%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は一昨日にイタリア問題で下落した反動から欧州・NYタイムでは堅調な展開となり、16:00の108.84から00:50には109.07まで上昇し、その後は108.90近辺での小動きが続いて108.88でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:10からジリ下げとなり、9:00に下げ足を速めて9:10には108.54まで下落しました。
そこからは108.55-75での上下が続いた後12:00からはレンジを上げて108.65-80での小動きとなりました。
その後14:40から一段高となって14:50には108.84まで上昇し、108.79で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,041.44よりも20.39ポイント高い3,061.83で寄り付き、前場はプラス0.5-1.2%で推移し、後場になると一段高となってプラス1.2-1.9%で堅調な展開となり、3,095.47(+54.03)△1.78%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,667.78(+306.33)
NASDAQ     7,462.45(+65.86)
・昨日のNY株はイタリアのEU懐疑派政党による組閣作業がマッタレッラ大統領の閣僚人事案を拒否したことで再選挙の可能性が高まったことで一昨日のダウは大幅下落しましたが、新政権樹立に向けた新たな動きが報じられたことで警戒感が和らいだことや、リスク回避の債権買いで急低下していた米10年債利回りが反転し、金融セクターが買われたため、ダウは$306高、ナスは0.89%高となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足