東京市場ザラバ~米朝首脳会談開催期待の中、閑散小動き~(2018年5月28日)

 

2018年5月28日

・先週金曜日のNY株はロシアのエネルギー相とサウジアラビアのエネルギー産業鉱物資源相が現在の産油制限を緩める用意があると表明したことで原油先物価格が前日比$2.8近く下落したためエネルギーセクターが売られたことや、3連休を控えて積極的な売買が手控えられたことでダウは軟調な展開となり$58安で引け、ナスは0.13%でした。

 米国と北朝鮮は日本時間5/27に、いったん中止を決めた米朝首脳会談実現の前提となる「完全な非核化」を巡る協議を始め、トランプ大統領は首脳会談について「6月12日にシンガポールで開くことを視野に入れている。それは変わっていない」と表明しました。

・本日の日経は先週金曜日終値22,450.79よりも38.16円高い22,488.95で寄り付き、米朝首脳会談が開催されるとの期待から97円高の22,547まで上昇しました。
しかし上昇は続かず9時半からジリ下げとなって10時にはマイテンし、そこから前場は22,420-460での小動きが続きました。
後場に入ると13時に小幅上げて22,500まで上昇しましたが、すぐに押し戻されてからは22,440-470でのこう着となり、22,481.09(+30.30)で引けました。
また今夜のNY市場が休場ということもあって、東証一部売買代金は1.81兆億円、東証一部売買高は10.6億株と閑散商いでした。

 

 

日経先物
22,490で寄り付き、9:05に22,550まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて10:00には20円安の22,420まで下落しました。
その後は前場は22,400-460での小動きが続き、後場に入ると13:00に22,500まで上昇しましたがすぐに押し戻されて22,460近辺でのこう着が続き、引けにかけて小幅上げて22,490(+50)△0.22%で引けました。
現物は22,481.09(+30.30)△0.13%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,158.73よりも3.78ポイント高い1,162.51で寄り付き、前場は小幅高の1,158-64での小動きが続きました。
後場になると小幅安の1,155-58での小動きが続き、1,157.71(-1.02)▼0.09%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は109.30-60で上下していましたが、「スペイン野党がラホイ首相への不信任動議を準備している」との報道でリスク回避の円買いとなり22:10には109.12まで下落しました。
その後22:20にトランプ大統領が「(北朝鮮との)6月12日首脳会談の実現の可能性はまだある」との発言があり、ジリジリとした上昇基調が続いて109.44でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は34pips上窓を明けた109.78で始まり、109.60-75での揉み合いが続いていましたが、9:40から下げ出して10:50には109.30まで下落しました。
その後は109.35-50での方向感のない上下が続き、14:30から小幅上げて109.55で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,141.30よりも4.49ポイント安い3,136.81で寄り付き、マイナス0.8%まで下落した後は反転してプラテンしてプラス0.3%まで上昇しました。
後場になると小幅安水準での小動きが続いて、3,135.08(-6.22)▼0.20%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,753.09(-58.67)
NASDAQ     7,433.85(+9.42)
・先週金曜日のNY株はロシアのエネルギー相とサウジアラビアのエネルギー産業鉱物資源相が現在の産油制限を緩める用意があると表明したことで原油先物価格が前日比$2.8近く下落したためエネルギーセクターが売られたことや、3連休を控えて積極的な売買が手控えられたことでダウは軟調な展開となり$58安で引け、ナスは0.13%でした。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足