2018年4月10日
・昨日のNY株はトランプ大統領がツイッターで「中国は貿易障壁を撤廃するだろう」と投稿し、またムニューシン財務長官も「目的は中国と対話を続けることだ」と発言したことで米中貿易摩擦が激化する懸念が後退したことや、フェイスブック、アルファベットなどのハイテク株も値頃感からの買い戻しが先行してダウは一時$440近く上昇しました。
しかしFBIがトランプ米大統領の顧問弁護士マイケル・コーエン氏の事務所を強制捜査するとの報道で引けにかけて急速に下落してダウは$46高、ナスは0.51%高で上げ幅を大きく縮めて引けました。
・本日の日経は前日終値21,678.26よりも78.59円安い21,599.67で寄り付き、21,540-620でしばらく揉み合った後10時から上げ出してプラテンして11時には21,754まで上昇しました。
11：15にボアオ・アジアフォーラムで中国・習近平国家主席の「開放型世界経済の構築、貿易・投資の自由化推進、多角的貿易の維持が必要」「中国は貿易黒字を追い求めず、輸入拡大を真に希望。経常収支の均衡を促進する」「国際貿易ルールとのリンク、透明度、知的財産権保護を強化する」などの発言が伝わるとドル円と共に急伸して前引け前には255円高の21,933まで早いペースで駆け上がりました。
その後は押し戻されて21,780-860での上下が続き、14時過ぎに21,748まで下げる場面がありましたが引けにかけては戻して、21,794.32（+116.06）で引けました。
日経先物
21,590で寄り付き、9：05に21,530まで下落しましたが、そこからはジリ上げが続いて11：00にはプラテンして21,750まで上昇しました。
11：15にボアオ・アジアフォーラムでの中国・習近平国家主席の「開放型世界経済の構築、貿易・投資の自由化推進、多角的貿易の維持が必要」「中国は貿易黒字を追い求めず、輸入拡大を真に希望。経常収支の均衡を促進する」「国際貿易ルールとのリンク、透明度、知的財産権保護を強化する」などの発言が伝わると急伸して11：40には21,960まで上昇しました。
しかしそこからは押し戻されて12：45には21,780まで下落し、21,790-860で揉み合った後14：00から更に下げ出して14：15には21,740まで下落しました。
その後引けにかけては持ち直して21,860（+130）△0.60％で引けました。
現物は21,794.32（+116.06）△0.54％でした。
左：日経先物－5分足 右：日経先物－日足
マザーズ
前日終値1,182.78よりも1.68ポイント安い1,181.10で寄り付き、9：10に1,172まで下落した後は1.177近辺での小動きとなりました。
10：40からジリジリと上げ出して11：20にプラテンして1,183まで上昇し、後場になると小幅安水準の1,177-81近辺での小動きが続き、1,176.82（-5.96）▼0.50％で引けました。
左：マザーズ－5分足 右：マザーズ－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間は106.90-107.20で一進一退の動きとなり、NYタイムに入っても同様の展開でしたが、トランプ米大統領顧問弁護士マイケル・コーエン氏の事務所を強制捜査の報道が伝わると急速に下げ出して04：50には106.61まで下落し、106.74でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると106.70-80での小動きが続いていましたが、10：00から上げ出して10：40に106.88まで上昇し、11：15にボアオ・アジアフォーラムでの中国・習近平国家主席の「開放型世界経済の構築、貿易・投資の自由化推進、多角的貿易の維持が必要」「中国は貿易黒字を追い求めず、輸入拡大を真に希望。経常収支の均衡を促進する」などの発言が伝わると急伸して11：20には107.24まで上昇しました。
その後は小幅押し戻されて107.10近辺での小動きが続き107.14で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。
左：日本国債先物－5分足 右：日本国債先物－日足
上海総合指数
前日終値3,138.29よりも5.97ポイント高い3,144.26で寄り付き、しばらくプラス0.1-0.8%で推移していましたが、後場半ばから上げ出して3,190.32（+52.03）△1.66％で引けました。
左：上海総合指数－1分足 右：上海総合指数－日足
昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 23,979.10(+46.34)
ＮＡＳＤＡＱ 6,950.34(+35.23)
・昨日のNY株はトランプ大統領がツイッターで「中国は貿易障壁を撤廃するだろう」と投稿し、またムニューシン財務長官も「目的は中国と対話を続けることだ」と発言したことで米中貿易摩擦が激化する懸念が後退したことや、フェイスブック、アルファベットなどのハイテク株も値頃感からの買い戻しが先行してダウは一時$440近く上昇しました。
しかしFBIがトランプ米大統領の顧問弁護士マイケル・コーエン氏の事務所を強制捜査するとの報道で引けにかけて急速に下落してダウは$46高、ナスは0.51%高で上げ幅を大きく縮めて引けました。
左：DOW－日足 右：NASDAQ－日足
