先週金曜日のNY市場(2018年4月9日)

NY DOW    23,932.76(-572.46)
NASDAQ     6,915.11(-161.44)
CME(円建)  21,425
日経先物(夜間) 21,410

・先週金曜日のNY株はトランプ大統領が中国からの輸入品に1000億ドル規模の新たな追加関税を検討すると表明したことに対抗して中国商務省が「1000億ドルの課税リストが発表されれば、直ちに強力な反撃に出る」と発表したことで米中貿易戦争への不安の高まりから終日下げ幅を広げる展開となりダウは一時760ドル超下落して$572安で引け、ナスも2.28%もの大幅安となりました。
また3月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の18.5万人増に対して結果10.3万人増、失業率は予想4.0%に対して結果4.1%、平均時給は予想・結果共に+0.3%でしたが、反応は限定的でした。

・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は107.30-45で推移し、21:30の雇用統計の時は107.40でした。
発表直後に107.12まで急落し、その後も米10年債利回りの低下を受けて00:00には106.94まで下落しました。
NY株が米中貿易戦争への懸念の高まりからダウは一時760ドル超の下落となったためドル円もリスク回避の円買いで04:00には106.77まで下落し、106.94でNYクローズとなりました。
またパウエルFRB議長が「さらなる段階的な利上げがFRBの目標を推し進めるうえで最善」と発言しましたが大きな反応はありませんでした。