東京市場ザラバ~森友問題で一時急落するも354円高~(2018年3月12日)

 

2018年3月12日

・先週金曜日のNY株は2月雇用統計で非農業部門就業者数が予想の+20.5万人増を大幅に上回る+31.3万人増、注目された賃金の伸びは予想+0.2%に対して+0.1%となり、過度なインフレに対する懸念が後退したため終日上昇幅を広げる堅調な展開となり、ダウは$440の大幅高、ナスは1.79%高で1/26以来約1カ月半ぶりの史上最高値更新となりました。

・本日の日経は先週金曜日終値21,469.20よりも356.90円高い21,826.10で寄り付き、直後から上げ出して9時半には21,971まで上昇し、21,890-950での揉み合いが続きました。
しかし10時半に森山自民国対委員長が政府から森友問題の財務省決裁文書に書き換えあったと報告との報道が伝わると21,824まで急落し、11時には21,755まで下落しました。
昼休み中に日経先物が下落したため後場は21,764で寄付き21,730-790での揉み合いが続き、14:05からの麻生副総理兼財務・金融相の記者会見を警戒して再び売られて13時前には21,689まで下落しました。
会見が始まると麻生金融相が辞任を否定したことで反転して21,823まで急伸し、その後は引けにかけてジリジリとした上昇が続き、21,824.03(+354.83)で引けました。

 

 

日経先物
21,750で寄り付き、直後に21,810まで上昇した後21,720-800で揉み合っていました。
しかし森山自民国対委員長が政府から森友問題の財務省決裁文書に書き換えあったと報告との報道が伝わった10:35に21,640まで急落し、そこからは14:05からの麻生副総理兼財務・金融相の会見を警戒して下落基調となり13:50には21,500まで下落しました。
会見が始まると麻生金融相が辞任を否定したことで逆に急伸して14:15には21,610まで上昇し、そこから引けにかけて上昇が続いて、21,720(+370)△1.73%で引けました。
現物は21,824.03(+354.83)△1.65%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,209.68よりも11.68ポイント高い1,221.36で寄り付き、1,215-21で小動きが続いていましたが、森友問題で日経が下げ出すとマザーズ指数も下げ出して10:35にはマイテンし、14:00の1,197まで小リバを挟みながら下げ続けました。
14:05の麻生副総理兼財務・金融相の会見が始まると反転してジリ上げが続き、1,209.30(-0.38)▼0.03%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤はジリジリとした上げが続いて16:00の106.71から22:30には106.83まで上昇しました。
雇用統計発表直後に106.74-107.04で振った後、更に上昇して00:50には107円を突破して107.03まで上昇しました。
そこからは押し戻されて01:50には106.71まで下落した後は106.80近辺での小動きが続いて106.80でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は106.78で始まり106.90近辺での小動きが続いていましたが、森山自民国対委員長が政府から森友問題の財務省決裁文書に書き換えあったと報告との報道で10:30から急落して11:00には106.50まで下落しました。
そこからは106.60近辺での小動きが続き、14:05からの麻生副総理兼財務・金融相の会見を警戒して13:30から再び下げ出して13:50には106.35まで下落しました。
会見がは始まると麻生金融相が辞任を否定したことで逆に急伸して14:15には106.60まで上昇し、そこから更に上昇して106.63で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
先週金曜日終値151.05よろも大きく下窓を明けた150.73で寄り付いた後は小動きが続き、150.69で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,307.17よりも12.04ポイント高い3,319.21で寄り付き、プラス0.2-0.8%での堅調な動きがひたすら続いて、3,326.70(+19.53)△0.59%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,335.74(+440.53)
NASDAQ     7,560.81(+132.86)
・先週金曜日のNY株は2月雇用統計で非農業部門就業者数が予想の+20.5万人増を大幅に上回る+31.3万人増、注目された賃金の伸びは予想+0.2%に対して+0.1%となり、過度なインフレに対する懸念が後退したため終日上昇幅を広げる堅調な展開となり、ダウは$440の大幅高、ナスは1.79%高で1/26以来約1カ月半ぶりの史上最高値更新となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足