先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年10月23日)

NY DOW    23,328.63(+165.59)
NASDAQ     6,629.05(+23.99)
CME(円建)  21,555
日経先物(夜間) 21,560

・先週金曜日のNY株は27年度までの10年間に最大1兆5000億ドル(約170兆円)の減税を容認する内容を含む2018年度予算の大枠を定めた予算決議案を賛成多数で可決した事を好感して、朝方から買いが続いて上げ幅を広げる展開となり、ダウは$165高で引けて史上最高値を更新し、ナスも0.36%高で史上最高値を更新しました。
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は17:10に113.46まで上げた後は急速な下げとなって20:40には113.05まで下落しました。
その後NYタイムになると米10年債利回りが上昇幅したことや9月米中古住宅販売件数が予想を上回る結果だったため上昇して113.40-55での堅調な動きが続き、トランプ大統領が次期FRB議長候補としてパウエルFRB理事とテイラー・スタンフォード大学教授の2人を検討しているとの報道もドル買いをサポートし、113.50でNYクローズとなりました。

・昨日投開票された第48回衆議院選挙は自民、公明両党で定数の「3分の2」(310議席)を維持して与党が大勝し、自民党は国会運営を有利に進められる「絶対安定多数」(261議席)を確保しました。

外資系5社経由の注文動向 売り800万株、買い940万株 差引き140万株の買い越し。
金額ベース(5社)は買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:精密、自動車、陸運など
買い:その他製品、小売、通信、REITなど
売り買い交錯:機械、電機、サービスなど
との観測。