昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年10月20日)

NY DOW    23,163.04(+5.44)
NASDAQ     6,605.07(-19.15)
CME(円建)  21,335
日経先物(夜間) 21,320

・昨日のダウはスペイン東部・カタルーニャ自治州の独立問題をめぐって欧州株が全面安になったことを受けて$100超の大幅安で始まりましたが、トラベラーズやJ&Jなど好決算銘柄が買われてジリジリと値を戻し、引け前にプラテンして$5高で引けました。
一方ナスはアップルがiPhone8の販売不振からサプライヤーへの発注を半減させたとの報道でハイテクセクターが売られたため戻りは鈍く、0.29%安となりました。
・昨日のドル円はスペイン・カタルーニャ問題が16:20に報道されると113.00から17:10には112.52まで急落し、その後も欧州株安などでリスク回避の円買いの流れとなり21:20には112.28まで下落しました。
しかしNYタイムに入るとNY株が落ち着いた値動きだったことや米新規失業保険申請件数と10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が好結果だったためジリジリと上げ出して03:30には112.68まで上昇しました。
04:50に「トランプ米大統領はFRB議長人事でパウエル氏に傾いている」との報道で112.68から112.41まで下落し、112.55でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り460万株、買い540万株 差引き80万株の買い越し。
金額ベース(5社)は買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券は買い越し。
売り:自動車、証券、サービス、陸運、通信など
買い:食品、薬品、電機、REITなど
売り買い交錯:機械、銀行など
との観測。