2017年10月20日

・昨日のダウはスペイン東部・カタルーニャ自治州の独立問題をめぐって欧州株が全面安になったことを受けて$100超の大幅安で始まりましたが、トラベラーズやJ&Jなど好決算銘柄が買われてジリジリと値を戻し、引け前にプラテンして$5高で引けました。
一方ナスはアップルがiPhone8の販売不振からサプライヤーへの発注を半減させたとの報道でハイテクセクターが売られたため戻りは鈍く、0.29%安となりました。

・歴代1位となる14連騰と週末に衆議院選挙を控えた本日の日経は前日終値21,448.52よりも57.57円安い21,390.95で寄り付き、21,363まで下げた後は反転して10時には21,414まで上昇しました。
10時半に米上院が予算決議案を可決したとの報道で日経先物、ドル円、時間外の米長期金利とダウ先物が一斉に急伸し出して11時前にプラテンし、11時過ぎには21,489まで上昇しました。
その後はジリジリと押し戻されて小幅安水準での揉み合いが続いていましたが、14時半にプラテンしてからはプラス・マイナスを繰り返す熱い戦いが引けまで続き、21,457.64（+9.12）で引け、1960年12月21日から1961年1月11日までの14連騰に並び56年9ヶ月ぶりに歴代1位の記録となりました。

 

 

日経先物
21,340で寄り付き、直後から上げ出して9：05に21,400まで上昇して21,400近辺での揉み合いとなりました。
しかし10：30に米上院で予算決議案を可決したとの報道から急伸して10：55にプラテンし、11：05には21,500まで上昇しました。
その後はジリジリと押し戻されて13：35には21,420まで下落して21,440近辺での揉み合いが続き、21,450（-20）▼0.09％で引けました。
現物は21,457.64（+9.12）△0.04％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

 

マザーズ
前日終値1,087.17よりも1.05ポイント安い1,086.12で寄り付き、1,084-88で小動きの後9：50から下げ出して10：20には1,078まで下落しました。
そこからは反転してジリ上げとなって12：35には1,084まで上昇しましたが、再び押し戻されて14：05には1,080まで下落し、引けにかけては再び上昇して、1,084.87（-2.30）▼0.21％で引けました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

 

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円はスペイン・カタルーニャ問題が16：20に報道されると113.00から17：10には112.52まで急落し、その後も欧州株安などでリスク回避の円買いの流れとなり21：20には112.28まで下落しました。
しかしNYタイムに入るとNY株が落ち着いた値動きだったことや米新規失業保険申請件数と10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が好結果だったためジリジリと上げ出して03：30には112.68まで上昇しました。
04：50に「トランプ米大統領はFRB議長人事でパウエル氏に傾いている」との報道で112.68から112.41まで下落し、112.55でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって10：10には112.78まで上昇し、10：30に米上院で予算決議案を可決したとの報道で時間外の米長期金利と共に急伸して11：00には113.30まで上昇しました。
その後は113.15-30での揉み合いがひたすら続いて、113.15で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

 

日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

 

上海総合指数
前日終値3,370.17よりも6.66ポイント安い3,363.51で寄り付き、前日終値を挟んだ小動きがひたすら続き、3,378.65（+8.48）△0.25％で引けました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　

 

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　　　23,163.04(+5.44)
ＮＡＳＤＡＱ 　 　 6,605.07(-19.15)
・昨日のダウはスペイン東部・カタルーニャ自治州の独立問題をめぐって欧州株が全面安になったことを受けて$100超の大幅安で始まりましたが、トラベラーズやJ&Jなど好決算銘柄が買われてジリジリと値を戻し、引け前にプラテンして$5高で引けました。
一方ナスはアップルがiPhone8の販売不振からサプライヤーへの発注を半減させたとの報道でハイテクセクターが売られたため戻りは鈍く、0.29%安となりました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足