先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年9月25日)

NY DOW    22,349.59(-9.64)
NASDAQ     6,426.92(+4.23)
CME(円建)  20,200
日経先物(夜間) 20,200

・先週金曜日のNY株は北朝鮮が太平洋上で水爆実験を実施する可能性など週末の挑発行動を警戒して手控えムードが高まり、またアップル株の下落、直近上昇したため利益確定売りも加わり、ダウは終日小幅安での小動きが続いて$9安で引け、ナスは0.07%高となりました。
・先週金曜日のドル円は欧州・NYタイム共に111.85-112.15での方向感のない上下がひたすら続き、111.97でNYクローズとなりました。
またメイ英首相がEU離脱について演説で「英国は単一市場と関税同盟から離脱する」「EUに移行期設定を求める」「英国が求める移行期は2年前後」などの発言が伝わるとポンドが売られ、05:30にムーディーズが英国の格付けを「Aa1」から「Aa2」に引き下げたため急落しました。

9/23のニュージーランド総選挙は与党・国民党が議会第1党を維持しましたが過半数には届かず、国民党も最大野党・労働党も連立政権を樹立するには小政党・NZファースト党の支持が必要になる結果となりました。
9/24のドイツ連邦議会選挙はメルケル首相率いる与党CDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)が得票率で社会民主党を上回り第一党を維持する見通しと伝えられています。
なお、開票作業は現在も続いていて日本時間25日昼頃に大勢が判明する見通しです。

外資系5社経由の注文動向 売り950万株、買い1,550万株 差引き600万株の買い越し。
金額ベース(5社)は35億円の買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券も買い越し。
売り:食品、鉄鋼、小売、通信など
買い:保険、ETFなど
売り買い交錯:機械、電機、銀行、証券など
との観測。