東京市場ザラバ~小動き~(2017年9月25日)

 

2017年9月25日

・先週金曜日のNY株は北朝鮮が太平洋上で水爆実験を実施する可能性など週末の挑発行動を警戒して手控えムードが高まり、またアップル株の下落、直近上昇したため利益確定売りも加わり、ダウは終日小幅安での小動きが続いて$9安で引け、ナスは0.07%高となりました

 9/23のニュージーランド総選挙は与党・国民党が議会第1党を維持しましたが過半数には届かず、国民党も最大野党・労働党も連立政権を樹立するには小政党・NZファースト党の支持が必要になる結果となりました。
 9/24のドイツ連邦議会選挙はメルケル首相率いる与党CDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)が33%、第2党で中道左派の社会民主党が20.5%で、最終的な議席は確定していないものの、いずれの政党も議席を減らす見通しとなり、一方難民受け入れに反対する右派政党「ドイツのための選択肢」は12.6%で、連邦議会に初めて議席を獲得して第3党に躍進することになりました。
 これまで連立を組んできた社会民主党が、すでに交渉に応じない姿勢を示していることなどから、今後の交渉は、環境保護派の「緑の党」、自由主義経済を掲げる「自由民主党」の2つの少数政党との間で行われる見通しです。

・本日の日経は先週金曜日終値20,296.45よりも142.98円高い20,439.43で寄り付き、すぐに20,454まで上昇した後はジリ下げとなり10時半過ぎには20,385まで下落しました。
その後は20,390近辺でのこう着となり、後場になると20,360-400での小動きが続き、20,397.58(+101.13)で引けました。

 

 

日経先物
20,260で寄り付き、9:10に20,320まで上昇した後はジリジリと押し戻されて10:40には20,240まで下落しました。
そこから一旦リバって11:25に20,280まで戻りましたが、再び売られて12:15には20,230まで下落しました。
その後は20,230-260での小動きが続いて14:40に20,280まで上昇し、20,270(+90)△0.45%で引けました。
現物は20,397.58(+101.13)△0.50%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値1,056.95よりも5.41ポイント高い1,062.36で寄り付き、直後から上げ出して9:35には1,072まで上昇し、そこからは小幅押し戻されて1,068近辺でのこう着が前場は続きました。
後場になると1,066近辺でこう着が続いた後、14:15から小幅に下げて1,063まで下落し、その後は1,064近辺でのこう着となって1,065.50(+8.55)△0.81%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州・NYタイム共に111.85-112.15での方向感のない上下がひたすら続き、111.97でNYクローズとなりました。
またメイ英首相がEU離脱について演説で「英国は単一市場と関税同盟から離脱する」「EUに移行期設定を求める」「英国が求める移行期は2年前後」などの発言が伝わるとポンドが売られ、05:30にムーディーズが英国の格付けを「Aa1」から「Aa2」に引き下げたため急落しました。
・東京時間7時は112.16で始まり、直後から上げ出して9:50には112.51まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて12:20には112.16まで下落しました。
その後は112.10-30での上下が続いて112.23で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,352.53よりも7.94ポイント安い3,344.59で寄り付き、終日マイナス0.1-0.5%での小動きが続いて、3,341.55(-10.98)▼0.33%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    22,349.59(-9.64)
NASDAQ     6,426.92(+4.23)
・先週金曜日のNY株は北朝鮮が太平洋上で水爆実験を実施する可能性など週末の挑発行動を警戒して手控えムードが高まり、またアップル株の下落、直近上昇したため利益確定売りも加わり、ダウは終日小幅安での小動きが続いて$9安で引け、ナスは0.07%高となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足