東京市場ザラバ~早朝のFOMCで高寄り後は伸び悩み~(2017年9月21日)

 

2017年9月21日

・昨日のダウはFOMCで予想通り政策金利の据え置きと10月から月額100億ドル規模で保有資産の縮小開始となり、「年内あと1回」の利上げの想定が維持されたことで金融セクターや資本財株などが買われ、発表直後にマイテンしました後はすぐに切り返して上昇して$41高で引け、9営業日続伸で7日連続史上最高値更新となりました。
またナスは終日マイナス圏で推移して0.08%安で引けました。 ・ドル円はFOMCの03:00は111.32で発表直後に111.04まで急落した後すぐに反転して112.09まで急伸し、更に上昇が続いて04:00には112.52まで上昇し、その後は押し戻されて112.15でNYクローズとなりました。

・本日の日経はダウとドル円の上昇を受けて前日終値20,310.46よりも146.04円高い20,456.50で寄り付きました。 9:10に20,481まで上げた後は日銀金融政策決定会合の発表を昼頃に控えているため20,450を挟んだ小動きが前場は続きました。
後場に入ると下げ出して13時には20,378まで下落して20,400近辺での揉み合いとなり、13時半過ぎからもう一段下げて20,380近辺での小動きとなりました。
しかし14時半前から再度下げ出して20,332まで下落し、20,347.48(+37.02)で引けて上昇幅を大きく縮めました。

 

FOMC結果
1.00-1.25%で据え置き
声明で10月から月額100億ドル規模の資産縮小開始を表明

 

日銀金融政策決定会合の結果
12:15 現状維持

 

 

日経先物
20,350で寄り付き、直後に20,370を付けましたが、そこからはジリ下げとなって9:40に20,280まで下落しました。
その後は反転してジリジリと戻して11:35には20,350まで上昇し、12:15の日銀金融政策決定会合の発表の時は20,330でした。
結果は現状維持で発表直後に大きな反応はありませんでしたが、12:35から早いペースで下げ出して13:00には20,230まで下落しました。
そこからは一旦リバって20,280まで戻りましたが13:35から再び下げ出して14:35には20,200まで下落し、20,220(+80)△0.40%で引けました。
現物は20,347.48(+37.02)△0.18%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,059.97よりも5.49ポイント高い1,065.46で寄り付き、9:20に1,060まで下げた後は反転して9:50には1,070まで上昇しました。
そこからは1,067-70での小動きが続いていましたが、11:00から再び上げ出して1,075まで上昇し、1,073近辺での小動きとなりました。
後場になると1,070近辺でのこう着が続き、引け前に小幅上げて1,071.42(+11.45)△1.08%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間はFOMCを控えて111.25-55での上下が続き、03:00のFOMC声明発表の時は111.32でした。 結果は市場予想通りの政策金利の据え置きと保有資産の10月からの縮小開始となり、発表直後に111.04まで急落した後すぐに反転して112.09まで急伸し、更に米直金利の上昇も加わって強いドル買いの流れとなって04:00には112.52まで上昇しました。
その後は押し戻されて05:20に112.08まで下落し、112.15でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げが続いて9:20に112.64まで上昇し、そこからは112.50近辺での小動きとなって日銀決定会合を待つ形となりました。
12:15に結果発表があり、直後に112.34-53で小幅上下に振れた後、112.40-50での小動きがひたすら続き、112.42で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,366.00よりも4.70ポイント高い3,364.70で寄り付き、前日終値を挟んだ小動きが終日続き、3,357.81(-8.18)▼0.24%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    22,412.59(+41.79)
NASDAQ     6,456.04(-5.28)
・昨日のダウはFOMCで予想通り政策金利の据え置きと保有資産の10月からの縮小開始となり、「年内あと1回」の利上げの想定が維持されたことで金融セクターや資本財株などが買われ、発表直後にマイテンしました後はすぐに切り返して上昇して$41高で引け、9営業日続伸で7日連続史上最高値更新となりました。
またナスは終日マイナス圏で推移して0.08%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 欧州・NYタイム序盤は2.222-2.243%で上下し、03:00のFOMCで12月利上げが示唆されたため債権が売られて直後に急伸して03:30には2.284%まで上昇しました。
その後05:00に2.266%まで低下し、2.280%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足