昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年9月15日)

NY DOW    22,203.48(+45.30)
NASDAQ     6,429.08(-31.10)
CME(円建)  19,735
日経先物(夜間) 19,740

・昨日のNY株は8月消費者物価指数(CPI)と最新週の新規失業保険申請件数が予想を上回る好結果となり、ダウはボーイングの上昇の影響でプラス圏での推移が続き$45高で3日連続史上最高値を更新しました。
一方ナスはIT関連株が売られたため軟調な展開となり、0.48%安で引けました。
・昨日のドル円は欧州時間序盤は110.40近辺で小動きでしたが、20:00の英国の政策金利発表で政策金利は据え置きでしたが英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨を受けて早期利上げ観測が高まりポンドが急騰したことによるポンド円の急騰に引っ張られて21:00には110.70まで上昇し、更に21:30の8月CPIと新規失業保険申請件数が予想を上回る好結果だったため発表直後に111.03まで急伸しました。
しかし21:40に朝日新聞の「北朝鮮がICBM発射の兆候。発射台が移動開始」との報道で急落して21:50には110.30まで下落し、その後110.50-80で上下していました。
04:00からジリ下げとなり、05:30にムニューシン米財務長官が「トランプ政権は経済成長について懸念」と伝わると下げ足を速めて110.05まで下落し、110.26でNYクローズとなりました。

★本日06:57頃に北朝鮮がミサイルを発射し、北海道を通過して太平洋に落下したとの報道があり、ドル円が110.24から109.54まで70pips急落しました。

外資系5社経由の注文動向 売り650万株、買い950万株 差引き300万株の買い越し。
金額ベース(5社)は15億円の売り越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:鉄鋼、機械、小売、銀行、証券など
買い:化学、薬品、石油、電機、サービス、通信など
売り買い交錯:食品など
との観測。