先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年8月28日)

NY DOW    21,813.67(+30.27)
NASDAQ     6,265.64(-5.68)
CME(円建)  17,000
日経先物(夜間) 19,470

・先週金曜日のNY株は注目のジャクソンホール・シンポジウムでイエレンFRB議長が金融政策に言及しなかったことによる安心感からの買いやコーン米国家経済会議(NEC)委員長が来週にも税制改革に着手するとの発言が伝わったことでダウは終日プラス圏での堅調な展開となり$30高で引けました。
またナスは朝方は高かったものの、午前に値を消してマイテンしてからは前日終値を挟んだ小動きとなって0.09%安で引けました。
・先週金曜日のドル円は欧州時間は109.55-75で上下し、ジャクソンホール・シンポジウムでイエレンFRB議長講演直の22:50に急伸して109.83まで上昇しました。
しかし講演が始まり「FRBの2大責務に関して著しい進展が見られた」「行き過ぎた楽観について遅かれ早かれ修正されるリスクがある」などの見解を示しながらも金融政策については言及しなかったため、タカ派発言を期待していた向きの失望売りで米利回りと共に急落して00:00には109.11まで70pips下落しました。
その後は109.15-35での小動きが続いて、109.31でNYクローズとなりました。

また土曜日(8/26)の午前6時50分ごろ(日本時間同)から約30分間にわたって北朝鮮が南東部の江原道旗対嶺付近から北東方向の日本海に向けて弾道ミサイルを3発発射しました。

 

★先週金曜日のジャクソンホール後の動きは、ジャクソンホールでのイエレンFRB議長・ドラギECB総裁発言後のNY市場の動き(2017年8月26日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

外資系5社経由の注文動向 売り750万株、買い610万株 差引き140万株の売り越し。
金額ベース(5社)は15億円程度の買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券も売り越し。
売り:機械、電機、自動車、陸運など
買い:薬品、精密、通信など
売り買い交錯:化学など
との観測。