先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年8月7日)

NY DOW    22,092.81(+66.71)
NASDAQ     6,351.56(+11.22)
CME(円建)  20,025
日経先物(夜間) 20,050

・先週金曜日のNY株は7月雇用統計で非農業部門就業者数が予想の18.3万人増を上回る20.9万人増の好結果だったため朝方から堅調な展開となり、またコーン米国家経済会議(NEC)委員長の「可能な限り法人税を引き下げる」「企業が対外資産引き揚げを行いやすいように税制改革を」との発言もあったため高値圏での動きが続いて、ダウは$66高で8営業日連続の史上最高値を更新し、ナスも0.18%高で引けました。
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は110.00-15での小動きが続いて、21:30の雇用統計の時は110.03でした。
発表直後に110.03から110.73まで急伸し、その後も利回りの上昇でドル買いの流れとなり、またNY株も堅調なスタートとなったため23:30には111.04まで上昇しました。
しかしその後はじりじりと押し戻されて04:40には110.58まで下落し、110.66でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計直後の動きは、米雇用統計発表後のNY市場の動き(2017年8月5日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

外資系5社経由の注文動向 売り340万株、買い470万株 差引き130万株の買い越し。
金額ベース(5社)は10億円の買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:化学、電機、陸運など
買い:建設、石油、精密、不動産など
売り買い交錯:薬品、サービスなど
との観測。